無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
佐々木毅著『学ぶとはどいうこと』。元東大総長で、政治思想史の重鎮が、いかなる学ぶ意義を、いま説くか。興味があって、購入の手順。
アリストテレス、福沢諭吉と古典が引用されて、果たしてそのオチはと読みすすんだが。どうもその帰結は、政治家の「学ばない政治の災禍」(
180p)という点に主張点は、あるようだ。
「精神的エネルギーの枯渇」(196p)。二本の学習スタイルが学校時代の学びに収斂し、なにを学んだかよりも「どこで誰について学んだか」出7処遇が路線化されている、学歴主義。
学閥のネットで情報をわけあい、予算をうごかしていく仕組みが、政権交代があってもかわらず、3.11東日本大震災を経てもかわったとは、言えないようだに、エリートの保身があるのかも知れない。
読み終えたところで衆議院は解散。与党も野党も、国民の支持をとりつけているようには見えてこない。政治家と官僚は、本書を一読、政策のねりなおしが必要なのかも。
どこかで著者は東大曾朝時代に、東大出身者の官僚や政治家に問題ありといわれても、それが東京大学の教育の問題といわれてもと、当惑したことがあったと、記憶する。
総長を任期満了。肩の荷がおりたところで、すすめられるままに「筋をとおされた」か。(講談社 2012年)。、
Posted by ブクログ
今の私が置かれている状況での学びを続けるには、どういった心がけをすればよいのか。このような思いから本書を手に取った。学び続ける気概となるエンジンと燃料は、メインテナンスと補充が必要だからだ。ところが5章くらいに差し掛かった頃、読書の動機はうれしい誤算であることに気付いた。この本は、学校や大学・大学院で何らかの形で、学生を学ばせる立場にある人々が読むと有益だろう。
第1・2章では、学びの多様性の紹介がある。震災・原発事故、『学問のすすめ』を解題してその説明がある。
第3章では、アリストテレスによる学が整理された。第1に神・自然の理論学、第2に倫理のような人間によって変えることのできる領域:実践学、第3に日常品や思想・文学の制作学だ。
第4章で、学ぶということを分解して説明している。第1段階は事実ないし確実とされている知識や情報を「知る」こと、記憶すること。第2段階は、知識や情報の内容を「理解する」こと。第3段階は、事実や事実の関係とさえているこうした知識や情報を「疑う」こと。この「疑う」という学びの行為には勇気の要素が入ると福沢は述べている。第4段階は、既存の知識・情報を「超える」こと。としている。
次の一文が非常に重い。 「実存主義的に表現すれば、人間は歴史の中に「被投企的存在」ということになる。」ここから、しばし主語を人間以外の主体置き換えて法人やその他の主体に置き換えて空想してしまった。
「自らのこれまでの目線を再検討したり、新しい現実に目を向けなければならない」と気持ちを引き締めた。著者もこれを鬱陶しい、不愉快と話している。目をそむけたくなる所に問題の所在があるということだろう。
また、173頁の次の文のように短絡的に考えることを戒めている。
「ピーター・ドラッカーに「マネジメントはリベラルアーツである」という言葉あるそうであるが、出来合いの知識を振り回すことから新しい展開が開けるはずがなく、知の奥行きの深さを謙虚に見つめ、継続的に「学ぶ」精神が必要になる。」やはり良薬は口に苦し。だ。
Posted by ブクログ
日垣さんの推薦。
ロンドンへ行く飛行機の中で読んだ。
佐々木先生によれば、学ぶは、「知る」「理解する」「疑う」「超える」に分かれるという。
宮城県沖の地震確率が高いのは知っていた、田老町などで大規模な堤防ができていたのは知っていた、昭和三陸津波で、土地区画整理事業や高台移転が行われたのも知っていた。
しかし、現実に、行方不明者を含めて2万人の人たちが亡くなった。自分は、何も、理解し、疑い、そして、超えていなかった。
自分は、いろいろな専門家が、想定外とか、津波を一部減殺したとかいう言説には納得できない。人が一人でも死んだ以上、堤防、土地利用に関係していた行政マンは、深く反省する以外にすべはない。
自分は、3月11日を境に、平日は震災復興と都市計画を再勉強始めた。そして今感じていること。
(1)ハードだけでは人の命は守れない。むしろソフト、人の避難活動を一緒にした防災対策をつくる必要がある。
(2)じっくり地元の意見調整をすることと、地元被災企業が倒産し続けている現実をうまく調和させ、必要なところは先行させて事業をする。
(3)既存の学閥、学問や組織の縦割り、国、県、市町村の横割りをすてべ超越してえ、人がしなない復興計画をつくる。
このために、自分に何ができるか、何をすべきかを全力で「学び」、そして、実効にうつしていきたい。そのために是非少しでも長く復興に関わっていたい。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用