労働市場改革の経済学―正社員「保護主義」の終わり

労働市場改革の経済学―正社員「保護主義」の終わり

作者名 :
通常価格 1,936円 (1,760円+税)
獲得ポイント

9pt

    【対応端末】
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
    【縦読み対応端末】
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

※縦読み機能のご利用については、ご利用ガイドをご確認ください

作品内容

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

小泉政権の下で進められた派遣労働の規制緩和が、いわゆる「ワーキングプア」を生み出した元凶として強く批判されている。民主党政権では、派遣労働の規制強化などの改革逆行が進められようとしている。筆者の八代氏は、派遣労働を含めた非正社員数の増加は、小泉改革以前の1990年代初めから続いている長期的な傾向であり、小泉改革によって非正社員が急増したわけではないと指摘する。問題はむしろ、正社員が過剰に保護されているために、非正社員がそのシワ寄せを被っていることにある。正社員・非正社員の格差解消のために、1800万人の非正社員をすべて正社員化しようというのは、まったく実現性に乏しい話である。そうではなく、非正社員という働き方を社会的に認知し、「同一労働・同一賃金」をはじめとした制度改革を進めて、賃金や労働条件を改善することが必要である。本書では、正社員と非正社員の格差だけではなく、男女間、世代間の労働格差を解消するためには何が必要かを、安倍政権下の経済財政諮問会議委員であり、改革派として知られる八代尚宏氏が総合的に論じている。
【主な内容】
序 章 労・労対立
第1章 なぜ今、労働市場の改革が必要なのか
第2章 非正社員問題とは何か
第3章 派遣労働禁止では誰も救われない
第4章 日本的雇用慣行の光と影
第5章 こうすれば少子化は止められる
第6章 男女共同参画とワーク・ライフ・バランス
第7章 エイジフリー社会実現に向けて
第8章 非正社員重視のセーフティ・ネット改革
第9章 公共職業安定所と労働行政の改革

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
社会・政治 / 政治
出版社
東洋経済新報社
ページ数
288ページ
電子版発売日
2014年01月21日
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
52MB

労働市場改革の経済学―正社員「保護主義」の終わり のユーザーレビュー

感情タグBEST3

感情タグはまだありません

    Posted by ブクログ 2012年08月18日

    新聞等でもよくコメントが出る著者の考え方には、筋が通っており、納得する部分が多い。労働問題に限ったことではないが、これほど問題点が明らかになっているなら、政府は、労働市場のあるべき姿を示し、その実現に向けて課題解決を行うべきだろう。

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2010年03月28日

    【問題認識】
    日本的雇用慣行(新卒一括採用、終身雇用、年功序列)が機能不全を起こしている。

    【原因・背景】
    そもそも、日本的雇用慣行は、
    ①高い経済成長の持続
    ②豊富な若年層と相対的に少ない高齢層という年齢構成
    ③一時的な不況期の緩衝材としての非正規社員の存在
    という前提に基づいて成立し、高い経済...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2010年05月16日

    労働市場改革への提言書。日本における現状の正規労働者を企業に対する出資者と定義し、労・労の克服に向けた雇用ルールの明確化、派遣労働禁止から保護法への転換等を提案している。城氏や池田氏と同一論調。日本の高度成長の持続(~1990年以前まで)、ピラミッド構造と労働力不足という条件でのみ成立し得た、日本的...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2016年03月11日

    94労働市場改革の経済学 八代尚弘
    ・労使対立ではなく、正社員と非正規社員との間の労労対立について考察した本
    ・欧米諸国:職種別の労働市場が前提→労使間対立
    ・日本:長期雇用保障を前提→労使間での利益の一致→だが、雇用保障されている正社員と非正規社員の間の労労対立
    @cpa_1992
    労働分配率
    ...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

    Posted by ブクログ 2012年01月09日

    経済学の観点から、労働市場の規制改革について書かれている。普段触れている労働法の観点と違うので、理解できないところもあるが、「同一労働・同一賃金」に向けては、規制強化だけでなく、より現実的な労働市場政策が必要だと思った。

    このレビューは参考になりましたか?
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年01月13日

    日本の労働慣行の問題点について様々な視点から論じた本。本書の中で重要と思われることを一部抜粋する。
    ・バブル崩壊後でも正社員の雇用は増えていた。それは、一時的な不況と考えられていたからである(現在はこの逆)
    ・日本の海外直接投資の流出が流入を大きく上回っていることは、労働市場へ悪影響を及ぼす
    ・日本...続きを読む

    このレビューは参考になりましたか?

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

関連書籍

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング