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美術館設計は建築家の夢。師の願いを叶えるべく、助手のレンは住民の立ち退きに奔走する。資本家令嬢Qと未完成の建物を買った人民の欲望は交差し、ドラマは思わぬ方向へ転がる。矛盾だらけの中国大陸に「まごころ」はあるか? 奄美のリゾート開発計画を巡る悲喜劇を描く新潮新人賞受賞作「さびしさは一個の廃墟」併録。
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Posted by ブクログ
レン君と鹿野川先生。常に視点がいれ違う人物たち、それでも美術館を建てるという計画は進んでいく。物語は日本から中国へ短時間であれど降り立った鹿野川先生により解決されたような印象があったが、その描写がかなり短く、あっけない。住民問題から立場的な、期間による問題など、が物語が進むに連れ積み上げてきたものをあんなに簡単に解決()してしまうのは勿体無いという気がしなくもないが、作者が読み取って欲しいものはその展開の重さというよりはタイトルにもある丹心にあるのだと思う。おそらくは鹿野川先生が、そして見かけだけとはいえ人物の皆が持っている丹心。それを見て、私たちがどう思うか、自分と重ねるか。
Posted by ブクログ
難しいといえば難しい作品だった。「丹心/まごころ」の正体に迫るのが主題なのだとは思うが正直なところ自信がない。中国にの寧波(にんぼう)で美術館を建設することになり、日本人の建築家である鹿野川らが建設予定地に住む住民を追い出すことになる。住民を追い出すときのまごころ、施主らの要望に対するまごころ、土地が違えばまごころの表現も変わる。そんな中、最後に鹿野川がとった行動は、あるいみで万国共通のまごころなのだろうか。とまあ、こんなことを感じました。「丹心」と「まごころ」できっと示している意味が異なるのだろうけど、違いはよく分からない。この作品名に作品の主題があるような気がした。
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