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Posted by ブクログ 2022年07月15日
初出は2001年だそう。中公新書。著者の専攻はアメリカ中心の国際政治史みたいな感じかと。
「失敗の本質」が面白かったのと同じように、「ベトナム戦争」という物語が、当事者たちの「思惑」と「現実」のずれ、幾多の偶然によって紆余曲折したものだった、という観点がすごくフェアで、一種わくわくしました。
相...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月12日
ベトナム戦争自体の通史的な解説書ではなく、ベトナム戦争によって周辺国にどのような影響があったか、国際情勢はどう動いたかを書いた本であり、戦争自体についての記述はほとんどない。第一次インドシナ紛争からカンボジア内戦までのインドシナ史と主要人物くらいはしっかり把握していないと読み通すことすら難しいだろう...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月26日
通史ではなく、第二次世界大戦後のベトナムの歴史を様々な角度から見渡しています。時系列が戻る事も多々あるので、戦後史慣れしておかないと読みづらいかも。米国・中ソの思惑、日本やフランスとの関係など、かなり大きな枠組みでベトナムを見つめている点は読みごたえがあります。 ベトナム一国についての説明はその分薄...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月26日
ベトナム戦争を6つの視点から解説する。
1 冷戦
2 ベトコンと北ベトナムの主導権争い
3 北京とハノイの戦い
4 ワシントンとサイゴンの戦い
5 アメリカと東南アジア諸国との外交
6 米国内における政府と世論
良い本だった。
一つの歴史的事件はこのように繰り返しいろいろな視点から論述するべきで...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年11月12日
戦争とは、勝っても負けてもとても悲惨なもので、戦争によって植えつけられた人々の心に残る傷跡は長い間きえることはない。映画のように善人悪人がなくお互いの国同士に言い分があり衝突をして戦争を起こす、しかしそれにより多くの犠牲者が出て、こうしている現在でもたくさん苦しんでいる人がいるということを戦争を起...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年03月28日
[ 内容 ]
米軍の撤退完了から、三十年が過ぎようとし、ベトナム戦争は忘却の淵に沈みかけている。
ベトナムでもアメリカでも、この戦争を知らない世代が増えてきた。
だが一方で、その実像を明らかにし、両国の誤算と誤解の解明を目指す試みも始まっている。
ベトナムは、「民族の世紀」と「アメリカの世紀」が激突...続きを読む
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