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恋猫や主人は心地例ならず 明治二十八年、松山時代の句――悩ましげな猫の声に心をかき乱された主人とは漱石先生本人のこと? また、猫は、その筋では遊女のことを指すともいうから……。松山・熊本時代に漱石が残した俳句は、俳諧味あふれるアイデアとレトリックに満ちている。これらの句の数々を、現代の粋人が、持ち前の想像力と好奇心を駆使して、さらに楽しく読みといていく。
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Posted by ブクログ
松山時代および熊本時代の漱石の俳句をとりあげ、一句につき一ページの解説を付した本です。 もちろん漱石が踏まえていた漢籍などについての解説も含まれていますが、著者自身の自由な感想が軽妙な筆致でつづられており、おもしろく読むことができました。「叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉」という句についての解説では、「...続きを読む小学生のとき、教科書で、この漱石句と初に対面し、俳句とは何であるかを瞬時にして理解した記憶がある」と述べていますが、このような俳句観をもつ著者のエッセイともいうべき内容だと感じました。
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