トランプの資本主義革命

トランプの資本主義革命

ビジネス・実用
2,420円 (税込)

12pt

3.5

「予測不能な人間でありたい」と自著で語るとおり
その剛腕で世界を振り回して混乱に陥れているトランプ政権

新聞や雑誌など既存のメディアだけを見ててもその真意はわからないが、
本書を読めば、その背後には一本の筋の通った行動原理があることがわかる

トランプ政権が何を目指しているのかを理解すれば、先が読める、投資で勝てる!


〈トランプ改革の合理性とは?〉~黄金時代は到来するのか~

①トランプが推進しているのは「資本主義再構築」の試み
→トランプ変革の理念とは、「資本主義が正義、資本主義なき民主主義は虚構」

②いまなぜリバタリアニズム(究極の自由主義)が必要なのか?
→最先端の技術の実装で変わる経済社会のなか、既得権益、規制の撤廃が不可欠

③では、資本主義が直面している3つの脅威とは?
・AI革命 → AI化による供給力増加には壮大な需要創造(=マネー供給)で所得フローの循環再構築をすることが必要 → 企業の過剰貯蓄を何に流させるか(増税・弱者支援…ハリス流、減税・リスクテイカー支援・市場活用…トランプ流)
・中国 → 国家統制で世界の製造業の覇権を握り、完全にアメリカの敵となった中国に対抗するためには強権による介入が必要 → 関税による国際分業の再構築、資源国に対する中国の影響排除
・経済合理性(資本主義の根幹)をむしばむリベラル思想 → 勤労を問題解決から遠ざける悪習(=労働を悪、苦役ととらえる思想、官僚主義、DEI/PC/ESGsなど) → 徹底して排除する

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トランプの資本主義革命 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    トランプの考え方と、中国の発展による世界経済におけるルールの変化など、とても興味深く読ませてもらった。

    アメリカからすると、円高で日本の製造業を叩き潰したものの、その間に中国が成長してしまい、アメリカも日本も製造業が空洞化。何とかしたくて、まずはウォン安で韓国の半導体メーカーを盛り上げ、今度は円安に誘導し、日本の製造業をサポート。中国に主導権を渡さないようにしている。

    高市さんは日銀の使命に「強い経済成長」を加えたため、利上げしにくい!



    この本に書かれていることが正しいか正しくないか、この先を予見できるかは正直、どうでもよくて、、、、武者さんの信念や着眼点を確認できて、とても面白かった。

    20年前、武者さんが「日経平均は4万円へ!」と話していた時に、正直、信じる人は1割も居なかったと思う。
    でも、武者さんはその後もそのスタンスを継続していて、セミナーや講演会でも熱く語り続けた。
    市場参加者は「また言ってるよ」「武者さん、いつも通りだね」と、嘲笑していたが、、、、

    リーマンショック、東日本大震災、コロナ禍、ウクライナ侵攻、トランプ関税、イラン攻撃を経ても、、、現に4万円を優に超え、昨日は66,000円で引けている。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    ニュースでは常にトランプ政権の支持率が低く、何するかわからない人と報道されているが、実際はそんなことないよね?という観点で購入。
    トランプ政権の理念は「資本主義が正義、資本主義なき民主主義は虚構」という言葉が何度も出てきた。

    長きにわたる貿易赤字という背景の元、中国の台頭、AI革命、左派の価値観により、アメリカの資本主義が崩壊しつつあるため、それを止めるための政策をしている、という内容。

    読んでみて、半分納得、半分政治思想含めてかなり恣意的だという印象。

    かなりデータも豊富だがグラフの単位や解釈しづらいものが多いのと、円安の理由=米国が中国一強を避けるために日本を強くしたいから、みたいな話になっていて、さすがにそれだけじゃないだろう、と思った。以前「弱い円の正体」を読んだことがあるので、詳しくはそちらを読むのがおすすめ。

    また、高市政権への期待もわかるのだが、アベノミクス=正義、それを継承する彼女も正義だし右派ではない、みたいな内容にもなっていたが、男性天皇の支持や対中国の強硬姿勢をみて、それは言えないよねと思う。
    個人的には高市さんの政治思想に関する著書を読んだ時、アベノミクス継承者なのはわかるが、そこまで経済政策に強いわけではないとも感じた。

    一方で良かった点は、まずアメリカの金融政策の歴史についてより詳しくわかったこと。

    ◾️リンカーンによる奴隷解放
    ◾️ルーズベルトのニューディール政策による内需強化
    ◾️ニクソンショックによる米ドル発行強化と為替変動

    など、それらが米国だけでなく世界経済に与えた影響について書かれており、なかなか面白かった。アメリカのフロンティア精神についても勉強になった。

    また、トランプ政権については、実は白人労働者階級だけでなくテクノリベラルやウォール街の保守派など様々な層を支持基盤にしている点も説明している。

    その上で、これまで世界に米国市場をオープンにしてきたが、米国内需をより米国企業に還元したいという意図のもと、
    ◾️GAFAMなどによる巨大企業やAI企業による経済貢献の促進と、失業者が増えないように代替となる産業の創出
    ◾️脱脱カーボン戦略による中国台頭の抑圧(中国がすでにグリーンエネルギーでも覇権をとっているため)
    ◾️米ドルステーブルコインの導入(これにより米ドル為替連動のコインが発行できるため、各国の中央銀行を抑制)
    あたりの話をしており、なるほどと思った。

    ただ、中国の抑制は結局レアアースの輸出規制を避けるためにうまくいっていない、かつもうすぐ不動産バブルがはじけて大変なことになるだろうみたいなことも書かれていた。

    全体的には、本のタイトルほどトランプ政権の政策の狙いはそこまでシャープに書かれていないように思えたのと、作者の「俺のいうことは正しいのだ」という自己顕示欲の強さも感じる表現が多くて、ちょっとうんざりした。とはいえ世の中のトランプ政権に対するステレオタイプを意識して書いているのはわかったし、アメリカの経済の歴史含めて理解を深めるには良かった。

    0
    2026年09月26日

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