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更生を望んでも、許さない
自己責任社会の代償とは――?
ヤクザや暴力団は街から一掃されたかに見えたが、「もっと悪い奴」がやって来た。
本当に安心で安全な社会はどうしたら実現できるのか。
黒いスーツにサングラス、肩で風切るヤクザは、もういない。しかし、今の「クリーンな社会」では、お年寄りが悪質な犯罪に巻き込まれ、若者が闇バイトに手を染めている。姿の見えない悪人が増加してしまったのだ。暴力団排除条例によって、反社会勢力は社会から一掃されたかに見えたが、不寛容な社会が、更生を望む人々の社会復帰を妨げている。彼らを裏社会に還流させ、表社会から悪人を排除し続けていれば、本当に「安心」が実現するのか。行き過ぎた自己責任社会を問いなおす。
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Posted by ブクログ
「悪人は、去った。極悪人が、やってきた。」という帯に惹かれて買ってきた。
昨今の数々のやるせない事件やその背後にあるトクリュウとはなんぞや?という興味もあって読んだ。
筆者は不寛容社会が昔気質のヤクザを追い出し、トクリュウなどの極悪人を生み出したとしている。
不寛容社会とは、一旦暴力団に入ったという経歴が付いてしまうと、その後更生して堅気に戻る、あるいは刑期を終えて社会復帰をしても、銀行口座が作れない、携帯電話の契約ができない、そして何より再就職のハードルがとんでもなく高い。
その結果また闇の世界に戻ってしまう。法制などの悪の排除の義務化と厳格化が今のトクリュウを始めとする極悪人や外国人犯罪の温床になっている。
筆者は社会の寛容さを求めている。
再就職がこれほど大変なのかと改めて知ったが過去に犯した罪を考えれば…と思う反面、社会復帰の支援は必要なんだろうと思う。
ただコンプライアンス遵守が叫ばれ、グローバル社会となり企業の基本行動として暴力団、反社会勢力との関係の排除が大企業、中小問わず求められる今の現状を考えると難しいと感じてしまう。
Posted by ブクログ
博打場のカスリ(手数料や場所代)や 匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)とは 通り名(渡世名)で活動していた者 スティグマ(負の烙印)が付され 筆者がリアルに見てきた巷間のヤクザは 川筋というのは、北九州市を流れる遠賀川の事です。 血腥い刃傷沙汰を交えつつ都市は更に膨張 こうした艱難辛苦の生活を経て 火野葦平『花と龍』 空襲を受けた八幡地区からの煙と曇天の為に視界が悪く難を逃れています 徒党を組んでは瓦礫と焦土の神戸の街をのし歩いた 「相身互い」という俗諺があるように 素直に首肯出来ない部分もあります 半グレや準暴力団の跳梁 日本社会が暴力団を締め付けた遠因に 1992年の暴力団対策法に至った 暴対法も暴排条例も対象外なのです 人生とは様々な要因が縒り合わされたロープに喩えられる 資本というと、金銭、財物的な発想をしがちですが、本書で述べたいのは、社会的資本(正しい役割を学ぶ人と繫る機会)と、文化的資本(感性を育てる学びの機会)についてです。しかし、これらの質が人生を大きく左右し、人生に於いて様々な制約を生む、「格差」の卵なのです。 警察の取締の強化に起因する経済的利益の逓減や
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