小説 日本興業銀行(2)

小説 日本興業銀行(2)

小説・文芸
586円 (税込)

2pt

4.0

GHQに厳しい選択を迫られる日本興業銀行首脳部、そして思わぬ“昭電疑獄”にまきこまれ、芦田内閣の倒閣という激動の政治の嵐の中で、英知を集めて再建整備への道をすすむ。営業再開への長く苦しい3年余の交渉を描く。復興の飛躍台に向かう日本経済。戦後産業通史いよいよ佳境に。大河経済小説第2弾。

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小説 日本興業銀行 の一覧

1~5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • 小説 日本興業銀行(1)
    586円 (税込)
    産業金融の雄、日本興業銀行が辿った波乱万丈のドラマを描く。戦後の日本経済界を彩る幾多の人材を輩出し、日銀特融をはじめ、さまざまな危機の局面にあって、回避にむけての打開策を全力でとってきたトップ銀行。その実像を、豊かな構想力と綿密な取材の下に、実名で活写する。
  • 小説 日本興業銀行(2)
    586円 (税込)
    GHQに厳しい選択を迫られる日本興業銀行首脳部、そして思わぬ“昭電疑獄”にまきこまれ、芦田内閣の倒閣という激動の政治の嵐の中で、英知を集めて再建整備への道をすすむ。営業再開への長く苦しい3年余の交渉を描く。復興の飛躍台に向かう日本経済。戦後産業通史いよいよ佳境に。大河経済小説第2弾。
  • 小説 日本興業銀行(3)
    586円 (税込)
    中山素平は日本興業銀行副頭取に就任した。思えば日本開発銀行へ転出し、設立後の仕事、過労入院、造船疑獄と多難続きだった。輿望を担っての復帰とはいえ、製鉄、油田開発など産業基盤の整備という大仕事が待っていた。しかも師と仰ぐ元総裁河上弘一の訃報。興銀と中山素平の債務は、ますます重い。
  • 小説 日本興業銀行(4)
    586円 (税込)
    中山素平は将来を見通した人材育成にむけ、国際的にも国内的にも大胆な試みを展開する。さらに外国に負けない海運業界にすべく再編成にとりかかる。3年にわたった証券不況も、山一再建と新日本証券の誕生という、鋭い手腕で克服する。奇跡の経済復興に導く興銀の活躍は、最大の場面を迎える。
  • 小説 日本興業銀行(5)
    607円 (税込)
    本格的な高度成長にむけて、胎動をはじめた日本経済――その中で活躍する興銀大阪支店をはじめ、日産・プリンス自動車の合併、新日本製鉄の誕生など、“産業金融の雄”が果たした重要な役割を生き生きと描く。実名で活写した波乱万丈のドラマは、圧巻の戦後経済・産業通史として、ここに堂々の完結。

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小説 日本興業銀行(2) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    昭和電工疑獄事件と芦田内閣についての話が中心。特に、興銀の総裁から閣僚になった栗栖赳夫の秘書官三ツ本常彦が拘引された時の苦悩が描かれている場面が印象的だった。英和辞書を丸暗記して覚えたページを破り捨てるという話には驚いた。
    また、興銀マンの結束の強さ、興銀を再建して長期資金を民間に投入することが自分たちの使命であり、それが日本経済と産業の復興につながると確信し、身を粉にして働く姿には感動する。

    サブプライムローンを端として日本にも降り掛かってきた金融危機、東日本大震災といった現在直面する大きな問題に対して、政策投資銀行などの政府系金融機関に勤める人たちが、この頃の興銀マンのように働いていて欲しい。

    0
    2011年06月02日

    Posted by ブクログ

     高杉良の企業小説。
     第二部のポイントは、復興金融公庫から日本開発銀行への移管の問題が主題にあり、とー読んだ。
     その過程で、日本興業銀行が開発銀行の設立にコミットしていくなか、のちに興業銀行頭取となる中山素平の出番が描かれる。

     まずは、日本興業銀行の金融閉鎖問題。
     GHQの金融機関に対する方針をめぐり、「GHQ内部の思惑の違い」が事態解決の行方を渾沌とさせる。
     またGHQにとって、日本興業銀行、戦時金融公庫、復興金融公庫の三者の関係が正確に理解できていないことも、事態の進捗に影響をあたえ「興業銀行戦犯論」の壁が、興業銀行スタッフに雄縛りをかける。

     事態を複雑にするのはGHQという対外関係ばかりではない。
     国内でも大蔵省、日銀にGHQを交えた「思惑」と、「面子」がからむ。からむだけでなく、「昭和電工疑獄」という政治スキャンダルがもちあがる。
     政治スキャンダルは倒閣に発展する。無関係にあるはずの興業銀行にとっても、「政治好き」の頭取が組閣時に大蔵大臣に誘われていた点から巻き添えとなり、「閉鎖機関」にと緊張が走る。

     日本興業銀行が「戦犯」ともくされる所以。
     時には戦時金融公庫との位置関係、戦後は復興金融公庫が興業銀行金融部を主体に発足しただけではなく、復興金融公庫が戦後インフレの旗振り役を演じ戦後混乱を誘因した点に、こと寄せている。

     転機。
     GHQ関係者に、復興金融公庫と興業銀行を錯覚していた担当者の思惑が事態をこじらせていたように、整理。混乱の糸口がみえてくる。
     これまで「昭和電工」を、化学肥料製造とは解していなかった。肥料工場なら戦後の食糧確保で、業績を伸ばし、時代の寵児となる理由も判明。
     菅原通済(すがはら つうさい)なる人物もラジオで耳にしていたことはあるも、今回その人物像の幾分を知ることができた。

     夕刊フジ。原作は『夕刊フジ』に連載されているものと、ある。
     企業を背負って立つ「キーマン」。ここは、成長期というより、戦後復興期の会社を支え、日本の針路に探検図を描き航海した人物像の提示ということであろうか。
     読者は帰宅の電車のなかで、原作を読み、翌日の戦略を練ったのかと、想像に難くない。

     

    0
    2013年05月04日

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