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Posted by ブクログ
人間を食いたいと思った事はないが、この作品を読んでいると「食欲」についてどうしても考えてしまう。ストレス食いと言うのを持っているので、このストレス食いが起こる時の、食べたら太ると解っていながら目の端にジャンクフードが見えている状態の時に、殆どの場合、その誘惑に勝てない、と言う経験を日々味わっているからだ。食べた時の満腹感・充足感がストレスを和らげる(忘れさせる)と言う事なので、止めるわけにはいかない、と言うのがある。食べなければストレスが脳内を支配してしまうからだ。そうなると精神的に辛い、だから食べる…豊潤に食べ物が手に入る日本にいるからこそ出来る訳で、「飢餓感」で食べている訳ではない。そのストレス食いが全く起こらない時がある。ストレスが「ない」からではなく、ストレス以上に興味のあるものに自分の意識が集中している時だ。要するに、食べるのを忘れてしまえる、と言う事。
亜門と対峙したカネキがは、人を殺したくない・食べたくないと言う心が命ずる精神力でグールとしての本能と闘って勝とうとしているのだ…単に、人間でもありグールでもあるどちらにとっても「半端者」である「葛藤」を描いているのではなく、彼の「たった孤独(ひとり)」と言う孤独さが生んでいる彼だけの闘いだ…
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