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【期間限定 無料お試し版】【秋マン!! 期間限定無料!!】※2026年10月7日までの期間限定無料お試し版です。2026年10月8日以降はご利用できなくなります。冬眠中の羆もうなされる、悪夢の熊撃ちと異名を持つ漢二瓶鉄造が挑む獲物は、最後のエゾ狼レタラ!! アイヌの少女・アシリパは、レタラを守る為、不死身と呼ばれた元軍人・杉元は、二瓶の背中に入る金塊の在り処を示す刺青を手に入れる為、伝説の羆撃ちと戦闘に入る!! 命を懸けた勝負の行方は…!!? 一方、金塊を巡り…新撰組鬼の副長・土方歳三率いる死刑囚集団と二○三高地の英雄・鶴見中尉率いる第七師団が小樽で激突!!? 唐突に、かつ劇的に! 奪い奪われ奪い合う!! 北の大地の生存戦略ッ第4巻!!!!!!
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Posted by ブクログ
「日露戦争終結直後の北海道周辺を舞台とした、金塊をめぐるサバイバルバトル漫画」も早4巻。
まずは、二瓶鉄造との闘争、決着。
杉元の戦闘力の高さは果断な決断力と生に対する執着によるものでしょうか。特に接近・格闘線になると無類の強さを発揮するようです。
戦況は二転三転。特にアシㇼパさんと異能者のいる杉元チームの戦いぶりが、緊迫感の中にも笑いがあって楽しいものです。バトルのラストは、逆転であり二瓶鉄造の「狼はすでに絶滅している 数がこれから回復することは無い」の主張をも引っ繰り返すものでもあるという意味で大どんでん返し。
囲みにある「エゾオオカミ最後の確認例は1896年に函館の毛皮商である松下熊槌によって「毛皮を数枚扱った」という記録に過ぎない……」という締めくくり、いいですねえ。
こういう消息不明って、有名な「義経生存説」や大河ドラマでも採用された「明智光秀生存説」など各種の生存説と、逃げ延びてジンギスカンになったり南光坊天海になったりする貴種流離譚の始まりにつなげられそうです。まあ狼だから貴種ではありませんけどね。
なお、この「記録」、ちょっと検索してみたら<「1896年に函館の毛皮商が数枚の毛皮を扱った記録を最後…」レッドデータ日本の哺乳類』文一総合出版 p.96,97,215>が出典のようですが、その記録自体にはたどり着けませんでした。松下熊槌さんも実在して毛皮を扱っていたようです。
日露戦争は1905年に終わっていますので、おそらくゴールデンカムイの世界は1906年の春。人間が最後に確認した後も10年にわたり血脈は受け継がれ続けていた…。その後の可能性も含めて胸熱ですね。
歴史ロマンってやつです。
ちなみに同じ手をもう1回使ってます。
さて、疾走感満点だったストーリー展開もようやく一段落しました。
現状の解説と情報の整理が行われて物語はいったん落ち着いたように見えます。
瀕死の谷垣を連れた杉元達は、治療に向かったアシㇼパのコタンで、アシㇼパのフチから聞いたウパㇱクマ(言い伝え)と谷垣の情報から、アイヌの隠された金塊は当初聞いた量の1000倍、2万貫らしいこと、そして鶴見中尉の目論見を聞きます。
杉元達はもちろん、ここに来て読者もようやく事態を俯瞰することができました。
杉元達が呑気にオオワシを捕まえて食べるエピソードで1話使っているのがストーリーが一段落した証拠。
巨大鳥がアシㇼパを捕まえて飛び去ろうとしているのに見開きを使っているのがいいですね。
あと、ニホンオオカミの時と同様に、囲みで「明治末期…… 釧路原野で巨大な鳥が馬車を襲い農夫に反撃されこん棒で打ち殺された その巨大な鳥は迷い鳥として大陸から渡ってきたハゲワシであろうといわれている」「現在でもその剥製が釧路の高校の理科室に所蔵されているという」がまたまた歴史ロマンです。
こちらも当たってみました。釧路市立博物館に問い合わせた人がいて、話の出所は1954年4月20日発行の釧路博物館新聞No.28だそう。剥製の行方の情報は不明だそうです。ネットって、普及する前の情報については極端に手薄ですよねえ……。
話は一転して土方らの動向へ。
軍資金と愛刀和泉守兼定のため小樽の銀行を襲撃した土方と対応に出た鶴見は互いの存在を認識します。そして白石はこの襲撃時にすれ違った牛山辰馬のアジトを後日捜索し、発見したものの逆に捕らえられて土方の前に引き出され、取引を持ち掛けられます。
これまで杉元達とも第7師団とも直接のかかわりがなかった土方らがつながりを持った瞬間です。
2万貫、8千億円とも言われるアイヌの金塊をそれぞれの目論見で追う3チーム。
当面のマイルストーンは金塊のありかを示す刺青人皮集め。そして次の刺青人皮は、無差別殺人を続けているらしい辺見和雄。
ストーリーは辺見との闘争に移ります。
その辺見和雄はニシン漁のヤン衆として潜伏しているのではないかと想定されます。
折からニシンを狙って沿岸に来たクジラを捕まえるためアシㇼパの叔父マカナックルが海岸に行っていることもあり、杉元らはアイヌのフンペ(クジラ)漁に加わり、杉元を付け狙う辺見と出会うのでした。
命を狙われている相手をそうと知らずに助ける杉元。辺見は変態かと思いきや、サイコパスでシリアルキラーでした。この先、サバイバルバトルというよりホラーを思わせる展開が待っているのでしょうか。待て次巻。
毎度楽しみにしている料理、今回はユㇰオハウ(鹿鍋)、鮭のルイペ、オオワシの鍋が登場しました。初めて自分が食べたことがある料理が登場。ルイベ美味しいですよね。
あとアシㇼパさんがすっかり味噌にハマっているのが笑えます。「杉元…… この鍋にまた…… オソマ入れなきゃいいけど……」チラチラッからの「ええ~? またか? 杉元ぉ お前……オソマ好きだな~ 杉元は本当にオソマが好きだなぁ?」「オソマおいしい」の流れで爆笑。
オオワシの鷲鉤猟、クジラ漁の様子なども描かれていて、本当に何でも獲ったんだと思います。さすが「狩る!戦う!食べる!」のマンガですね。
第28話 錯綜
第29話 老人と山
第30話 言い伝え
第31話 二〇三高地
第32話 怪奇!謎の巨大鳥
第33話 呪的逃走
第34話 接触
第35話 求愛
第36話 役立たず
第37話 初春
第38話 フンペ
Posted by ブクログ
二瓶鉄造の最期。土方と第七師団の遭遇戦。水曜スペシャル。次なる刺青人皮を求め小樽へ。
梅ちゃんがいい女すぎる。
旦那の劣等感やなにやらの負の感情をすべて受け止めてくれる懐のふかさ。日頃から寅次がため込んでいる不安、自分に向けられる愛情の中には、それを押しつぶすために向けられるものがあると知っていたのだろうなぁ。
愛情の一部に、打算のようなものがあると思っていても、寅次が向ける愛情に嘘はないと信頼しているからの言葉なんだろうね。
それを吐き出す時の寅次の恐怖も受け止めてくれたんだろうね。
日頃、どんな風な夫婦関係だったのかがわかるような気がする。お互いに信頼と感謝してを忘れなかったんだのでしょう。
それでも、逃れられない負の感情がある。だからこそ、あの梅ちゃんの言葉は愛おしいのです。
二瓶鉄造、鶴見中尉、土方歳三と、皆が皆なにかしらの野望に取り憑かれた化け物だらけの中、慈愛をぶっ込んでくる4巻。すてきです。
次の刺青人皮の持ち主も相当ぶっ飛んでるっぽいけどなぁ、舞台は小樽へ。
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