をんごく

をんごく

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!
嫁さんは、死んでもまだこの世にうろついているんだよ――

大正時代末期、大阪船場。画家の壮一郎は、妻倭子の死を受け入れられずにいた。
未練から巫女に降霊を頼んだがうまくいかず、「奥さんは普通の霊とは違う」と警告を受ける。
巫女の懸念は現実となり、壮一郎のもとに倭子が現われるが、その声や気配は歪なものであった。
倭子の霊について探る壮一郎は、顔のない存在「エリマキ」と出会う。
エリマキは死を自覚していない霊を喰って生きていると言い、
倭子の霊を狙うが、大勢の“何か”に阻まれてしまう。
壮一郎とエリマキは怪現象の謎を追ううち、忌まわしい事実に直面する――。

家に、死んだはずの妻がいる。
この世に留めるのは、未練か、呪いか。


選考委員満場一致、大絶賛!
第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 史上初の三冠受賞作!

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をんごく のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろかった!ホラー小説だけれども、リズムの良い文体のおかげか怖くて重苦しいだけでなく爽やかさや疾走感のある一作だった。愛する人との別れについても色々と考えさせられた。この世のものではないなにかの描写は読んでいてぞわぞわするが、登場人物が良い意味でいかにもキャラクター的で生々しくないの

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    最高に面白かった。
    これがデビュー作だなんて。

    読みやすいながらも本格的な時代言葉や方言に、多彩で繊細なホラー表現。それでいて親しみやすい登場人物たち。
    それぞれに愛着が湧くのを止められない。

    もう完全にこの作家さんのファンになってしまった。この方が書くものを片っ端から読みたい。

    これはぜひメ

    0
    2026年07月05日

    Posted by ブクログ

     大正時代、大阪・船場に住む妻を亡くした画家、そんな彼の家に現れた異形と化した妻、顔のない存在・エリマキとの出会い、生家に隠された忌まわしい儀式など恐ろしい怪異の数々、二人のバディ要素に主人公の妻への想いが幻想的な雰囲気と相まって味わい深いホラーだった。

    0
    2026年06月24日

    Posted by ブクログ

    普段ホラーはあまり読まないが、時代は大正、舞台は大阪と言うならば読みましょうと意気込んで読み進めたところ、一気に引き込まれた。
    1ページ目から薄暗く怖い描写が始まるので、夏に読んで良かった。
    亡くなった妻の倭子が、熱を出して寝ている主人公の背後に近づいてくるシーンは本当に怖かった。
    うしろに、とか、

    0
    2026年09月08日

    Posted by ブクログ

    光と闇の表現、文章から浮き立つものの怪の気配、そのオドロオドロしさに耽溺する事ができました。人ならぬモノとのバディものという設定も楽しめました♪

    0
    2026年09月01日

    Posted by ブクログ

    去んだはずの者たちが、まだ生きてるみたいに其処に居る。大正時代を舞台にした怪異ホラー。

    面白かった。
    時代描写と方言が強めだけどそれが良い。
    怪異とのバディで少しムズムズしたけど、読み終わる頃にはエリマキを好きになる。
    怖くないし短くて読みやすい。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さんで横溝正史ミステリー&ホラー大賞受賞作。
    正直言うと文庫カバーに惹かれて購入しました。
    大正時代の大阪を舞台にした作品でミステリーな展開も楽しめるし、個人的には余韻の残るラストがとても印象に残る和風ホラーの傑作でした。
    主人公の相棒になる顔のない存在のエリマキと言うキャラがユニークで

    0
    2026年08月04日

    Posted by ブクログ

    北条裕子著『をんごく』は、大正末期の関東大震災直後という混沌とした時代を舞台に、妻の死にとらわれた一人の男と、彼を取り巻く人々の歪で切実な心理を描いた物語だ。読み終えた今も、胸の奥に重たく湿った感情が残り続けている。

     主人公の壮一郎は、震災の混乱の中で愛する妻・倭子を亡くした。しかし、彼の心から

    0
    2026年07月23日

    Posted by ブクログ

    文庫になるのを待ってました
    ずっと読んでみたかった作品です

    読みやすくわかりやすい上品なホラー作品でした
    謎は謎のまま終焉を迎えるところが良いです
    エリマキという謎の存在、大阪に残る謎の風習、そして巫女という謎多き女性...
    主人公もわりと魅力的で好感が持てました
    終盤の流れも綺麗にまとまっていま

    0
    2026年07月21日

    Posted by ブクログ

    エリマキとは何だったのか。清い神や仏の類なのか、それとも悪しき地獄の使者なのか・・・。そんな摩訶不思議な存在すらをも慄かせる業を抱えて生きている人間のなんと恐ろしいことか。

    その業に巻き込まれた人々が古瀬家にはたくさんいた。その一人になってしまった倭子は本当に可哀想だ。

    死後、夫に在りし日の姿を

    0
    2026年07月20日

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