隙間 4
  • 完結
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隙間 4

少年・青年マンガ
968円 (税込)

4pt

4.8

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声が大きな者による単純化された歴史(ストーリー)、
世界を覆い尽くすその暴力性に、
高妍の作品は静かに、
しかし全力で抗っている。
――宇多丸(RHYMESTER)

「私たちにはまだ時間がある。一緒に沖縄のことを知ろうよ!」
祖母の死、そして報われぬ恋。すべてを振り切るように飛び込んだ留学生活も、終わりを迎えようとしていた。台湾に生まれ、台湾人として生きる楊洋(ヤンヤン)。残された時間の中で、彼女は沖縄の歴史と文化に心を寄せる。母国と縁深いこの地を知ること。それは、自身を見つめ直すことでもあると信じて。――“私”はもう、孤独じゃない。

「私たちも、台湾のことをもっと知りたいんだ!」
植民地化、二二八事件、ひまわり学生運動、表現の自由、沖縄戦……。葛藤の歴史を抱える台湾と沖縄を見つめ、自らを見つめ、未来を見つめる楊洋(ヤンヤン)の、そして、普通の希望が欲しかった“私たち”の、青い覚悟。台湾と日本、歴史と現在、社会と個人、私とあなた……名もなき隙間に光を見つける、私たちの物語、完結。

フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が贈る、未来へのメッセージ。超厚【290ページ】、最終第4巻。

●高妍(ガオ イェン)好評既刊
『緑の歌 - 収集群風 -』上・下

●コミックビーム 公式X(Twitter)
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隙間 の一覧

全4巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~4件目 / 4件
  • 隙間 1
    完結
    902円 (税込)
    『隙間』を読んだ、誰か、お願いだから彼女の覚悟や怒りや叫びを、正面から受け止めて投げ返してあげてくれ。音楽でも、手紙でも、映画でも、もちろん漫画でもいい。とにかく、真っ直ぐに応答してほしい。そして、あなたは一人じゃないと伝えてほしい。その連帯の声が力強く挙がること。それがこの作品に触れた同時代の人間の責任であり、喜びだと思う。 ーー是枝裕和(映画監督) 「人の感情はどこから来て、どこへ向かうのだろう?」 台湾・台北に暮らす女子大生の楊洋(ヤンヤン)。心をすり減らしながらも懸命に介護を続けていた大切な祖母を亡くし、深い悲しみに沈む日々を過ごしていた。さらに、想いを寄せていた男性には別の恋人がいて、自分を愛してくれない……。すべてから逃げるように、楊洋(ヤンヤン)は交換留学生として、近くて遠い異国・沖縄へと旅立った。異国の地での生活は、祖母との思い出や恋の痛みを抱えたまま始まったが、沖縄の人々との交流やその地に刻まれた歴史に触れる中で、少しずつ“私”を取り戻していくーー。 「この残酷な現実に“さよなら”を告げて、私は行く。異国・日本へ。“はじめまして”を見つける旅へ」 好きな音楽を聴き、本を読み、映画を観て、恋愛をして、普通の大人になりたかった“私たち”の、青春の“怒り”と“記憶”。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が紡ぐ、台湾と日本、過去と未来、私とあなたの物語。超厚【250ページ】の第1巻。 ●コミックビーム 公式X(Twitter) @COMIC_BEAM
  • 隙間 2
    完結
    946円 (税込)
    埋まらない恋の隙間と、国と国の隙間。政治と民衆の隙間。日々、迷い悩み翻弄されることは多いけれど、生きることの根本の愛おしさを信じる。高妍さんの紡ぐ物語にはいつもそれがある。だから、好きだ。 ーー江口寿史(漫画家/イラストレーター) 「琉球と台湾の歴史って、似てると思うんだ」 留学生として沖縄での暮らしを始めた、台湾人の楊洋(ヤンヤン)。沖縄で生きる人々、そして同じく留学生として日本にやってきた中国人の李謙(リーチェン)や台湾人のワンティンと関わる中で、彼女は自身と他者、母国と沖縄、それぞれのアイデンティティに向き合うことになる。一方、台湾では、楊洋(ヤンヤン)が想いを寄せる青年・Jが、国民投票に向けて活動を活発化させていた。異なる土地でそれぞれが抱える葛藤と希望は、やがて……。 「怒りも悲しみも、全部。行き場のない感情を乱暴に撒き散らしてでも、伝えたい想いがあった、あの頃」 ひまわり学生運動、表現の自由、同性間の婚姻の保障、国民投票。私たちが私たちであり続けるために、私は飛び出す。“怒り”と“愛”を抱きしめて。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ・イェン)が“今”に放つ、新境地。超厚【282ページ】の第2巻。 ●高妍(ガオ イェン)好評既刊 『緑の歌 - 収集群風 -』上・下 ●コミックビーム 公式X(Twitter) @COMIC_BEAM
  • 隙間 3
    完結
    880円 (税込)
    忘れられないあの人、忘れてはいけないあの歴史、もう一度見つめ直す私の住むこの世界。 見ないふりが上手になってしまった人にこそ触れてほしい、無視しない人生を選ぶことは確かな生きる力を得るということ。 この物語はそんなきっかけをくれます。 紛れもなく自分はこの世界の住人だと心が溶かされる、台湾と沖縄の往復切符。 ーー吉岡里帆(女優) 「あなたのことが、好き。知ってるでしょ、ねえ?」 台湾・台北に住む青年・Jへの届かぬ想いに心を痛める楊洋(ヤンヤン)。台湾にも沖縄にも居場所を見つけられない彼女は、亡き祖母との記憶を手繰り寄せながら、自らの未来を模索する。「私が、私であるために」ーー母国と似た風の中で、彼女は立ち上がる。台湾と沖縄に、絶望と希望に、私とあなたに、手を伸ばす……。 「二二八事件の犠牲者は台湾人だけじゃない。琉球人も確かにここにいたんだ」 歴史と文化を、そして植民地化された悲しみを共有している台湾と琉球。それぞれの歴史と人を見つめることで、楊洋(ヤンヤン)は台湾人としてのアイデンティティを確立していく……。フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が贈る、あなたへの手紙。超厚【234ページ】の第3巻。 ●高妍(ガオ イェン)好評既刊 『緑の歌 - 収集群風 -』上・下 ●コミックビーム 公式X(Twitter) @COMIC_BEAM
  • 隙間 4
    完結
    968円 (税込)
    声が大きな者による単純化された歴史(ストーリー)、 世界を覆い尽くすその暴力性に、 高妍の作品は静かに、 しかし全力で抗っている。 ――宇多丸(RHYMESTER) 「私たちにはまだ時間がある。一緒に沖縄のことを知ろうよ!」 祖母の死、そして報われぬ恋。すべてを振り切るように飛び込んだ留学生活も、終わりを迎えようとしていた。台湾に生まれ、台湾人として生きる楊洋(ヤンヤン)。残された時間の中で、彼女は沖縄の歴史と文化に心を寄せる。母国と縁深いこの地を知ること。それは、自身を見つめ直すことでもあると信じて。――“私”はもう、孤独じゃない。 「私たちも、台湾のことをもっと知りたいんだ!」 植民地化、二二八事件、ひまわり学生運動、表現の自由、沖縄戦……。葛藤の歴史を抱える台湾と沖縄を見つめ、自らを見つめ、未来を見つめる楊洋(ヤンヤン)の、そして、普通の希望が欲しかった“私たち”の、青い覚悟。台湾と日本、歴史と現在、社会と個人、私とあなた……名もなき隙間に光を見つける、私たちの物語、完結。 フリースタイル「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」第2位&宝島社「このマンガがすごい!2023」オトコ編・第9位ランクイン、『緑の歌 - 収集群風 -』で鮮烈なデビューを飾った高妍(ガオ イェン)が贈る、未来へのメッセージ。超厚【290ページ】、最終第4巻。 ●高妍(ガオ イェン)好評既刊 『緑の歌 - 収集群風 -』上・下 ●コミックビーム 公式X(Twitter) @COMIC_BEAM

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隙間 4 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読み終わったら手放そうかと思ってたけど、それはやめることにした。

    ・台湾を親しく思う者としても、日本人のアイデンティティを考える上でも、時々読み返した方がいい漫画だと思った。

    ・台湾のことについては、これまでは大雑把に、「台湾」「日本」「中国」くらいの視点しか持っていなかったけど、これ読んで、琉球もしくは沖縄も関係の深い登場人物だと認識した。

    ・というか、台湾のことを抜きにしても、沖縄のことをもっと知らないとならない、知ろうとせずに生きてきてしまった、と思った。

    ・以上のような「国家」について考える視点とは別に、未成熟な若者の心の形成過程というか青春の物語としても読み応えがあると思った。

    総じて、娘たちにもいつか読んでほしいな、その気持ちを共有したいから妻にも読んでほしいな、と思った。

    だから手放さないことにした。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

     『隙間』第4巻(最終巻)です。最終巻では、沖縄戦を辿るヤンを通して、未来への希望を見出していきます。台湾出身の若い漫画家・高妍さんから、台湾の歴史のみならず、沖縄の歴史まで学ばせてもらいました。若い世代のたくましさを目の当たりにし、うれしさを覚えます。

     直前に読んだ『エレガンス』の戦時の理不尽さに抗う姿、『台湾漫遊鉄道のふたり』の日台関係の複雑さ、深沢潮さんが描く在日韓国人の葛藤、大分前に読んだ『宝島』(最近映画で話題?)の沖縄の苦悩などを思い出し、重なる部分があるなとも感じました。

     やはり、外に出て知見を広げ、物事を俯瞰して観ることで、自らのアイデンティティの捉え方も変わるのでしょうか? 少なくとも、狭い視野のままでは立ち行かなくなるのかもしれません。自分の固定観念には危うさもあるのだとの戒めにも感じます。

     本書が日本の若い方にも広く読まれることを願います。自らの信念を守り、声を上げる気概をもつ人が増えてほしいです。「あなたにも何かできる」と、励まされ期待されているようです。
     最後のコラムで次のように書いています。「この作品が、社会問題や国の未来に関心を持つ子供たちを支える小さな柱になることを願っています」と。
     今後の高妍さんの活動を関心を持って見守り、台湾と沖縄を含めた日本へ、さらに視点を重ねた作品づくりに期待したいと思います。台湾・沖縄に捧げられた素晴らしい青春譚でした。

    0
    2025年10月23日

    匿名

    購入済み

    今の国際情勢だと台湾と沖縄は必ずしも政治的に手を結ぶことができない。台湾は中国から自国を守るためにアメリカや日本の後ろ盾がどうしても必要になるが、沖縄はまさにその米軍基地から解放されて自分たちの平和を取り戻したい。台湾と沖縄を巡る国際政治はもはや世界の焦点とも言える。この両地を舞台に台湾と沖縄の歴史や人々の思いを漫画という形式で表現した本作はとても重要だと思う

    0
    2025年09月26日

    Posted by ブクログ

    この漫画を読んで、本当に良かった。(1巻〜4巻)

    主人公は台湾で暮らすヤン、22歳女性。交換留学で1年間、沖縄の芸大へ。

    彼女は、心の支えとしていた祖母を亡くしている。恋人との関係も微妙であり、学校ではいじめにあったことも。

    こんな心の傷を抱えながらの沖縄での生活。友人との関わりの中で、頑なな心が和らぎ、沖縄の歴史に心を寄せるようになる。そして、過去の自分と向き合い、前向きに自分の人生を歩いていこうという希望を見いだす。

    各巻ごとに漫画の後に文章が添えられており、台湾についての理解を深めるのに役立った。

    台湾の主権問題、民主化の道筋について新たに知ることの方が多かった。台湾の歴史を知ることが沖縄を知ることであり、その逆も言えるということ。大きな学びだった。

    恋人との関係に悩み、悩みから抜け出すことができたときのヤン。自分も20代前半に、ヤンと状況は違うけれど、辛い別れを経験している。その当時は辛くて辛くて。でも、時が経つにつれその人から学んだことが、かけがえのないものであることに気づき、今では出逢えて良かったと心から、そう思える。ヤンの心の成長がとても嬉しかった。昔の自分を見ているようで。

    作者の謝辞の中にあった二二八事件の追悼式で流れる『長春花』。毎年6月23日の慰霊の日に沖縄の小学校で聴くことができる『月桃』。両曲ともYouTubeで聴くことができた。『長春花』はゆったりしたメロディーで自然の広がりを感じ、『月桃』は、リズム良く励まされる感じがした。

    村上春樹さんの『猫を棄てる』でガオイェンさんの絵を初めて見て好きになった。台湾のことを知りたいと思って読み始めたが、それだけにとどまらなかった。台湾、沖縄のこと、同性愛、恋のこと、民主主義の本質。内容が重層的で読み応えがあり、何よりも筆者の謙虚で一生懸命な姿勢がうかがえて、好感が持てた。単行本の帯の4人の方(是枝裕和、江口寿史、吉岡里帆、宇多丸)のコメントが素晴らしく、いつもは読むときに外してしまうのにずっとつけておきたい気持ち。また、何度も読み返したい漫画に出逢えた。最高でした!

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    2025年最高の漫画体験の1つでした。この本がある限り、忘れ去られない歴史がある。とにかくすぐに全日本人が読むべきだ。全く、人ごとではない。

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    6/23の慰霊の日を意識することもなく、のんびりと暮らしてきた自分。必ず被害者の立場と加害者の立場がある。丸木夫妻の絵を必ず死ぬまでに見たいと思った。
    知らずにこれまでの人生を過ごしてしまった→これから知ってあとの人生を生きることができる。
    と読み替えて。

    なんでタイトルが隙間なのか。
    主人公の想い人の顔がずーっと思い出せないのはなんでか。
    人生において怖い夢を時々見るのは何故か。

    多様性など回収しきれないテーマはもちろんある。選ぶ勇気、変わる勇気、認める勇気。
    それはきちんと違うことはNoといい、わからないことはわからないと言い、でも提供できる心を愛を持って伝え続けることなのかもしれない。

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    4巻完結で、台湾と沖縄の歴史や社会運動という巨大なテーマが、留学先の友人関係や叶わない恋愛という小さくありふれた日常の中で描かれている。高妍さんの作品は初めて読んだが、登場人物の表情の描き方が巧く、言外の感情が伝わってくる。

    台湾は中国との関係が悪化し、いつ戦争が起こってもおかしくないような緊迫した状況にあることは知っていた。しかしなぜ中国はそのようなことをしようとしているのか、その根本にある考え方はなにかは知らなかった。台湾の民主主義を確立するまでの奮闘を見たら、この人たちのために何かしたいと心が動かされる。
    沖縄は高校の修学旅行で平和学習をしただけで、琉球王国のことや、台湾や中国との関係まではそこまで詳しくない。沖縄だけじゃなく自分の国のことでも知らないことがたくさんあるんだろう。そもそも沖縄を「自分の国」と言うことは、日本に併合されるのに反対だった多くの人たちはどう感じるのだろう。ただ、あのとき平和学習をしておいてよかったなとこの漫画を読んで改めて思った。
    理不尽な暴力や声の大きい人たちの利己的な政治に苦しんでいる(た)人たちの見えない叫びを知った。見てないふりをせず、どうしたらいいのか、自分に何ができるのか考えたい。そしてちゃんと勉強した上でなるべく早く台湾と沖縄に行きたい。うまくまとまらないが、とにかく読んでほしい。これを読むこと、そして何が起きているのか、起きようとしているのかを知ることが声を上げて闘っている人たちの希望になるはず。

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何度見ても、一巻からずっと、なんと美しい本なのだろうか。280ページの大作、表紙カバー折り返し紙質にもこだわりあり。全て細かくガオさんのセンス、趣味、美意識で固められていて税抜価格880円て、ありえないと、この本に似つかぬことをいいたくなるくらい。

    圧巻の完結。
    同じ地球上で同じ空気を吸ってるわけだが、だいぶ前とはいえ同じように20代を過ごした私と、このヤンちゃんのストレートさ、緻密な勉強、研究。

    全ての言葉、表情、一コマ一コマ、ぺーじごとに、今、この腐れ切った日本社会にポーン、ポーンと大きなカーブ描いて沖縄から台湾から、カラフルな七色のボールとなって投げ込まれて欲しい。

    Jというクソ男は、恋愛においてクソなのだが、戦争が破壊なら破壊と相対するものが創造なんだ、とかかっこいい事をいうのだ。それも彼の意識無意識のミソジニ的振る舞いの一部なのかも。
    しかしヤンちゃんは賢いので、やがてその破壊と創造を丸木夫妻の、佐喜眞美術館の沖縄戦の図に解を求めるのだ。

    1人じゃないということ。
    沖縄も台湾も、私たちも、その場所でそれぞれに、そしてはなれていても互いに繋がり、同じ夢、本体裏表紙に書かれている100%自由のために声をあげたり、読んだり書いたり歌ったり歩いたり走ったり目を閉じて想像したりしていくのだ。

    大きな希望の勇気。

    隙間。かっこいいブレイク。
    隙間。立ち止まることも、入り込むこともできる。広げることも詰めることもできる。
    諦めない。

    ヤンさんのこれからにますます期待する。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「隙間」(Gao Yan・著、KADOKAWA、全4巻)は、一気に読む進めることができなかった漫画だった。

    物語は、台湾人の主人公の女子学生・ヤンが、沖縄の芸術大学に短期留学にやってくるところから始まる。唯一の家族だった祖母が亡くなったこと、好意を抱いていた男性に思いを告げる前に付き合っている本命の彼女がいることを知ったこと、高校の同級生たちとの人間関係がうまくいかなかったことなどなど、ヤンが沖縄留学に来た理由が「前向き」なものでないことが明かされる。

    ヤンは、自分の胸の中に沸いた気持ちを「適当に」流したり、忘れたりすることができない。不器用な性格に見える。

    そんなヤンが、沖縄で出会った大学の同級生や地域の人々、周囲で起こった出来事を通じて、少しずつ変わっていく。
    台湾の学校教育で教わらなかった歴史、台湾が直面している政治的課題について考え、沖縄の歴史についても知り、それらに自分がどう向き合ったらよいのか、答えを見つけていく。

    交換留学期間の1年間は、ヤンにとって、人生の「隙間」。
    その「隙間」を描いたのが、この作品だ。

    主人公の心のひだに触れているものを感じながら読んでいると、ページをめくる手が遅くなる。

    一気読みしてしまうと、味わえない趣がある気がした。

    0
    2025年11月04日

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