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Posted by ブクログ
以前からちょっと気になっていた作品。
丁度良い機会なので、読んでみた。
第2章を中心とした物語だけで成立させていたも十分なところに、第3・4章を加え、今という時代を描き込んだところが、新しい。
かつて天狗が住んだ奥深い山は、今や開けた平地で、普通に村が存在し、少年たちが暮らしているという現実。
山奥のさらに奥にあった洞が、人が暮らしているすぐそこに存在しているという現実。
なんて罪深い。
保と木三太、主人公が冷静な子供だという点が、冒険譚のはずのこの物語を静かなものにしている。
天狗とは、人とは、巣とは、山とは、生とは、何なのか。
私たちが生きているこの場所は、何なのか。
そんなことを考えさせられた。
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