石の神

石の神

1,650円 (税込)

8pt

4.0

江戸時代、上州の石屋「大江屋」に、石工見習いのふたりの少年がいた。ひとりは、一流の石工をめざし一心に修行に励む寛次郎。もうひとりは、天才肌で素性の謎めいた申吉。申吉は実の名を捨吉といい、「石神」を祀る「荒れ地」からやってきたのだった……。宿神思想に想を得て、ふたりの少年の成長を描いた意欲作。第12回児童文学ファンタジー大賞佳作受賞作、待望の刊行。

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石の神 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年02月06日

    小学生の時に司書さんからお薦めされて読んだ本。石彫の描写がちゃんと石彫の触感を伝えてくる。すごいと思った。

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    Posted by ブクログ 2017年12月02日

    村の境で村人を守る役割を課せられながらも村に入ることを許されず不当な扱いを受けていた男たち。その長であった権平爺は幼い捨蔵を自分たちから引き離すことを選択するも、捨蔵は納得がいかず一人逃げ出し放浪することになる。
    石屋「大江屋」で石工をめざし修行に励む寛次郎は、兄弟子たちのもと一番下として下積みに明...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年09月15日

    天狗ノオトに続き…
    素晴らしすぎる!!これ、児童文学?
    大人が読んでも読み応え充分よ!
    子供も、ちゃ~んと味わうんだろぉな。
    うん。味わえる。
    子供を舐めてない子の感じ、ホント凄い。
    感動~~!!

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    Posted by ブクログ 2020年10月06日

    石工という職人の世界で生きる二人の少年を描く。
    厳しい職人の世界、貧しさや村外への差別、そして不可思議な存在を交えつつ、青少年の不安定な精神世界や人間関係を描いている。
    硬い石に向かって、ひたすら鑿をふるう。その姿と重なって、心にぐっと突き刺さってくる。
    相手を意識せずには居られない。分からないけれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月20日

    創作童話ではなく小説だなー。
    タイトル通り石の神と石にまつろう話ではあるのだけど、それよりも人間関係の色合いが濃い。
    ともすれば陰惨に映る背景が、主人公の未熟な色合いで薄められひたむきさを強く感じた。

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    Posted by ブクログ 2014年07月09日

    申吉についていたものは、何だったのだろう。
    助けたのは、誰だったんだろう。
    不思議な世界を不思議なままに受け入れるのが本当かもしれないが、疑問が残ってしまったのが正直なところ。
    それでも、作者の筆力で終わりまでグイグイ引っ張られるように読みました。

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    Posted by ブクログ 2015年12月29日

    兄弟子に殴られるのは日常茶飯事、仕事は教えてもらうものではなく見て盗むもの。そんな石工職人の話。石神を憎み、蹴りつけ、引き倒した捨吉。その時から彼の中には牙を剥いた神が巣くったのだろうか。児童書っぽくない児童書。

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    Posted by ブクログ 2015年11月11日

    石に魅入られた二人の子供が,石工となる話.捨吉の性格の捻じれのようなものが神の存在と関連していたことが,何か釈然としないが,石工の仕事は過酷でありまた魅力的であった.

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    Posted by ブクログ 2014年11月22日

    村に入り込むものを追い払う役目を持った男達の中で
    一番下の少年。
    石工になりたくて弟子入りした少年の
    2人の目線の物語。

    文字の形が違うので、どちらがどちらの思考なのか
    読む前に分かって楽です。
    読めば、それはそれで分かるのですが。

    拾われてきた少年が誰なのか、すぐに分かりましたが
    そういう理由...続きを読む

    0

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