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Posted by ブクログ 2024年04月11日
どの話も、だから何?っていう、捉えどころのない話、たわいもない日常の一コマなんだけど、女性の心理描写がなんでこんなにリアルに書けるの?って思う。すごい細かい心情まで言語化されてて、太宰治の心には乙女がいるのだなぁって。そして、太宰なんじゃないのこれ?って思えたりする人物多々あり。
卑下したり、欲情し...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月09日
初めて太宰治の作品をきちんと読んだ。もともと文豪と呼ばれる作家が苦手だと思っていたので、避けていたがこの女生徒が入っている短編集はとても面白かった。すべて女性一人称で書かれていて、これが男性が書けるのかと驚く。時代は古い感じはするが、女心は今も昔も一緒。
皮膚と心、きりぎりす、葉桜と魔笛はきれいな感...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月28日
2022/09/26
太宰治の書いた本を久々に。文豪と呼ばれるだけあって短編なのにとても濃い。そして今回の文庫は女性が主人公で描かれている話。それも登場人物の女性が一癖も二癖もある感じ。
「え、普通そんなことしなくない?」「え、普通そんなこと思わなくない?」というように読んでて思ってしまう内容が多か...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月31日
気になったやつからパラパラ読んでるけど、少し古い言い回しも句点なく続く長い独白も気にならず、スルスルと身に言葉が入っていく感覚。たまに刺される。
太宰の男主人公は女々しくて時々イラつくけど、斜陽しかり、女性語りは読んでて心地良いまである。
まだ読んでない短編も全部読んでみたい。
魔笛の一転二転...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月12日
学生時代に私を救ってくれた一冊。
特段何も事件は起こらないけれど、鬱々としている日々。
思春期や若さという言葉ひとつで片付ける、大人や社会に対する違和感や不快感。
その気持ちを言語化してくれ、寄り添ってくれる本でした。
集団主義の教室で異端分子だった私の唯一の味方。
同じ敵を持てる仲間のような本。...続きを読む
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