われ去りしとも 美は朽ちず

われ去りしとも 美は朽ちず

1,830円 (税込)

9pt

世界の美術業界に革命をもたらした陶板技術。その技術を発見し、美術作品として活用することで、世界に類を見ない規模の美術館として広く知られている鴻塚国際美術館。その設立に尽力した人々の姿を描くことで、「陶板」という、一つのおおきなムーヴメントを起こした先見性、可能性、将来性を、老若男女問わず、アートに興味をもつ世界中の人々に訴える。
当時の陶板制作の現場担当者、版権取得に関する交渉話、美術館建設に関する話を、関係者への取材に基づき描いたアート小説。

...続きを読む

われ去りしとも 美は朽ちず のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月16日

    大塚美術館に行ったことがあるなしでも評価が変わってくるかもなぁ…という作品。
    とりあえず、もう一度大塚美術館に行きたい願望が高まってる。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月02日

    なんて壮大で素敵な作品。
    “アート小説”であり“お仕事小説”でもある印象。
    今年で開館25周年を迎える「大塚国際美術館」をモデルに綴られた史実に基づいたフィクション。

    鴻塚化学薬品は、創業75周年を祝う事業で美術館を建設予定。そのために今までにない陶板の研究開発をすることになる。
    世界で初めて名画...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月15日

    物語はフィクションであり、名前は「鴻塚国際美術館」とある。壮大なヴィジョンを実現させる社長の意志と美術館設立に尽力した人々の物語。

    大塚国際美術館がモデルとなっている。復元された礼拝堂や睡蓮の池、そして陶板画とはどういうものなのだろうか。この本を読んで俄然興味が湧いた。数年前、米津玄師の歌が生中継...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年05月01日

     陶板で世界中の名画を実物大で再現し、圧倒的な空間を再現している大塚美術館。実現までの関係者や技術者たちの奮闘を描いた本。陶板に焼き付けるにあたって、権利とかどうなってんだろう、と観に行ったとき気になったんだけど、それはやっぱり一筋縄ではいかなかったみたいで、学者先生たちの人脈を駆使して、各国と交渉...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年03月15日

    行ってみたいと 思っていた美術館
    いつか訪れた時に 感極まってしまいそうです。
    この本に出逢えて良かった!

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月16日

    このモデルは大塚国際美術館。
    あの大塚食品の会社が作った美術館である。

    陶板という焼き物に釉薬で描かれた焼き物である。
    焼き物になった作品は、実はポンペイの遺跡でも発見されている。何千年もの時を経てなお、美しい色彩が残る。

    現在世界中にある美術品は、いつしか色が移ろう。
    それは時という残酷な負荷...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月30日

    美術館に行く前に予備知識として読んでおこうと思ったら、想像以上に熱量のある本。
    赤字覚悟で地域貢献のために前人未到のプロジェクトに挑む社員や美術の未来のために動く研究家や多くの賛同者、まさに鳴門を中心に大きな渦となって完成した美術館。
    陶板にすることにより、朽ちることなく美を後世に残すという重大な意...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年12月17日

    読み進むうちに大塚国際美術館のことだと気づいた。どこまで事実に照らして作られた作品なのか分からないがとてもリアル。
    プロジェクトメンバーであった真行寺教授、桜木教授が完成を見ることなく病に倒れこの世を去るシーンは涙した。
    読み終わって早速、鳴門の美術館を訪れ件のシスティーナ礼拝堂、屋外に展示された睡...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月25日

    玉岡先生の本は大好きでほとんど読んでいます。
    こちらも面白かったですが、ちょっと細切れ感が。
    浅く広くのような。登場人物一人に力点を置いてないからかしら?

    大塚国際美術館は行きたかったけど、時間がなく、前を通っただけだったので、次はここを目的に旅したいです。

    0

    Posted by ブクログ 2023年10月16日

    うーわー、この美術館行ってみたい!
    どれだけの人が心身ともにこの美術館建設に尽力したのだろうかと思うと胸が熱くなる。
    行ってみたい!見てみたいと心底思う。

    0

われ去りしとも 美は朽ちず の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

玉岡かおる のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す