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Posted by ブクログ 2023年04月02日
なんて壮大で素敵な作品。
“アート小説”であり“お仕事小説”でもある印象。
今年で開館25周年を迎える「大塚国際美術館」をモデルに綴られた史実に基づいたフィクション。
鴻塚化学薬品は、創業75周年を祝う事業で美術館を建設予定。そのために今までにない陶板の研究開発をすることになる。
世界で初めて名画...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月15日
物語はフィクションであり、名前は「鴻塚国際美術館」とある。壮大なヴィジョンを実現させる社長の意志と美術館設立に尽力した人々の物語。
大塚国際美術館がモデルとなっている。復元された礼拝堂や睡蓮の池、そして陶板画とはどういうものなのだろうか。この本を読んで俄然興味が湧いた。数年前、米津玄師の歌が生中継...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年05月01日
陶板で世界中の名画を実物大で再現し、圧倒的な空間を再現している大塚美術館。実現までの関係者や技術者たちの奮闘を描いた本。陶板に焼き付けるにあたって、権利とかどうなってんだろう、と観に行ったとき気になったんだけど、それはやっぱり一筋縄ではいかなかったみたいで、学者先生たちの人脈を駆使して、各国と交渉...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月16日
このモデルは大塚国際美術館。
あの大塚食品の会社が作った美術館である。
陶板という焼き物に釉薬で描かれた焼き物である。
焼き物になった作品は、実はポンペイの遺跡でも発見されている。何千年もの時を経てなお、美しい色彩が残る。
現在世界中にある美術品は、いつしか色が移ろう。
それは時という残酷な負荷...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月30日
美術館に行く前に予備知識として読んでおこうと思ったら、想像以上に熱量のある本。
赤字覚悟で地域貢献のために前人未到のプロジェクトに挑む社員や美術の未来のために動く研究家や多くの賛同者、まさに鳴門を中心に大きな渦となって完成した美術館。
陶板にすることにより、朽ちることなく美を後世に残すという重大な意...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月17日
読み進むうちに大塚国際美術館のことだと気づいた。どこまで事実に照らして作られた作品なのか分からないがとてもリアル。
プロジェクトメンバーであった真行寺教授、桜木教授が完成を見ることなく病に倒れこの世を去るシーンは涙した。
読み終わって早速、鳴門の美術館を訪れ件のシスティーナ礼拝堂、屋外に展示された睡...続きを読む
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