勉強もピアノも中途半端で挫折ばかりな高校生・中村朱莉は、熱心に絵に打ち込む同級生・染谷壮吾に憧れていた。
遠巻きに眺めるしかない片思いの毎日。そんなある日、染谷が階段から落ち意識不明の重体で発見される。
悲しみに暮れる朱莉だが、入院中のはずの染谷によく似た人物を校内で目撃してしまう。
「……俺が視えるの?」
それは幽体離脱した染谷本人だった。
失われた染谷の記憶を取り戻し事故の真相を明らかにすべく、朱莉は協力を申し出ることに。
ちょっと不思議な二人の透明な一ヶ月が始まる――。
魔法のiらんど大賞2020 小説大賞〈青春小説 特別賞〉受賞!
夏の終わりを告げる切ないラストに心打たれる純愛青春ストーリー。
Posted by ブクログ 2021年11月29日
まっすぐ響く青春(恋愛)小説で、読んでいると眩くて羨ましくなる。
好きなものがあるというのはやっぱりいいな。それが人にどう思われても関係なくて、好きなだけですごいことだな、と。夢中になるものがあれば、強くなれる、かもしれない。
そんなことを感じさせてくれる。
そして、透明でも見えなくても記憶になくて...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月21日
とまとちゃんの描く高校生活はなんだか身近な感じがして好きなのです。
いや、私自身は高校生活とはだいぶかけ離れてますけども。でも、あの頃自分が味わった感覚にとても近いものを感じます。
自分の好きなものが明確になってる人って、揺るがないから素敵に見えるんだよね。
でもそれに気づいて、『素敵だね』って...続きを読む