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突然始まった夫の介護、どこまでやれば合格なのか? 頑張ろうとすればするほどプレイのように思えてしまう。介護の本音満載。
夫が突然倒れた、姑や舅が要介護になったら、妻や嫁が自宅で介護するものだとも思われてきた。それらのまじめに介護してきた多くの方々の記録はこれまでにも本となった。でも本書では、介護をまかされる人が本当に献身的に介護する状況を何の疑問も持たず、葛藤もせずに受け入れているわけではないという、多くの介護者が抱えながらどうすることのできない、本当の気持ちをはっきりと提示した初めての本である。著者は夫が脳内出血で突然倒れて植物状態になった妻である。突然のことに立ち向かいながらも、他人の目を気にし、自分の行動が「普通」なのか「普通」から外れているのか、ちゃんとやっているように見られているのかをモニタリングして不安になっていく。献身的に見えることのまるで献身プレイをしているかのごとくふるまうことが介護であり、疑問を持ちながら介護してもいいのだと実体験を元にしながら解く、一味もふた味も違う介護の本。
野田 敦子(ノダアツコ):1961年生まれ。同志社大学卒。大阪在住のコピーライター。2013年より人気WEB「どうする? OVER40」代表。神奈川新聞など地方紙24紙に連載された、自身の夫の介護について赤裸々に描いた「献身と保身のはざまで」が大反響を呼ぶ。「カイゴ・デトックス」というトークイベントの主催者の一人でもあり、熱烈なファン多数。
Posted by ブクログ 2023年02月19日
著者の正直さに感動。
熱心に毎日病院に通って介護「後悔しないように全力をつくす」しながら、一方で「時間になったらとっとと家に帰りたい」。
そうだよね。わかります。
現在 96才要介護5の姑、90才要介護1の実母、実子のいない94才と88才の叔父叔母に囲まれて、介護はある程度わかっているつもりだった...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月02日
いつか来るかもしれない未来の為に読んでみた。
ずっと元気で過ごしてきたはずなのに、一瞬で人生が一変してしまう。
著者が犬の散歩に行ってる間に、さっきまで普通だったご主人が帰ったら倒れていた。
そのまま集中治療室。脳内出血で脳ヘルニア。そしてほぼ植物状態・・・
2018年の9月から細かく書かれている。...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年06月16日
終わりの見えない介護
母親も義母の介護をしていましたが、どこか他人事のように見ていました。
介護をする側の意見を見れて、よかったです。
3点印象的でした。
①ちょうどいい心配はない
→自分が出来る限りの心配をしたい
その中で、評価、同調、アドバイスは控えようと思います
(例:あなた頑張っています...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月19日
本の雑誌年間ベスト企画から、だったか。なるほど、身につまされる内容。ためを思って発した言葉が、結果、あるべき姿を強要する側面を持つってのは、身も蓋もないけど、事実。だったら何も言わずほっといてくれた方がいい、というのも納得。そのあたりの塩梅、難しいですわな~。そしてここでも、重要なのはエンパシー能力...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月05日
夫が倒れたとき、私はどうするだろう?
どうしたいかというよりも、どうすべきか、選んだ手段が、妻や嫁として親戚や世間からどう見られるのか、そういう視点から逃れることはできないように思う。
この本を読んで思ったこと。
まずは自分達の生活を第一の支柱としてよい。
金銭的な面から、施設や治療を選択し...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年11月16日
「療養型病院に行くには症状が軽く、介護施設に行くには重いという中途半端な状態」に代表押されるように、制度やらサービスの隙間に落ちている様々な問題がよくわかる。
時折吐かれる“毒”も含めて、臨場感あふれる一冊だ。「一人の人間が去った後に残るものは、ガラクタばかり」とは、まさに自分の持ち物だ。倒れた...続きを読む
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