貧乏国家の黒字改革～金儲けのためなら手段を選ばない俺が、なぜか絶賛されている件について（コミック） ： 1

みんたろう / 空野進

父である国王が病に倒れ、十年ぶりに祖国に戻ってきた第一王子の俺が王都に到着すると、完全に廃れた街並みが広がっていた。調べた結果、どうやら貴族たちが反乱を起こしたらしい。このままでは俺の代で国が滅んでしまう……せっかく贅沢三昧できる地位があるというのに！ 絶対に俺がこの国を立て直してやる！ まずは、優秀な人材をかき集める。それがたとえ魔王でも……。「小説家になろう」発、大人気王国再建ファンタジー！

• カテゴリ: 少年・青年マンガ
• ジャンル: 青年マンガ
• 出版社: 双葉社
• 掲載誌・レーベル: モンスターコミックス
• シリーズ: 貧乏国家の黒字改革シリーズ
• 電子版発売日: 2021年03月13日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 43MB

[ブクログ · ★★★★☆]

１０年ぶりに帰ってきた祖国。
父である王が倒れ、戻ってきた王子は荒れ果てた国に驚き改革を始める……！

この物語の面白さは、王子が次々に国の問題点を見つけ出し、改革を進めていく爽快な手腕。
まさに無双もののごとし。

本来なら、そういう楽しみ方を目指して作られた作品なんだろうと思う。

でも、この本は……ツッコミどころが多すぎる！
そして流れるように多いツッコミが、一周回って楽しくなってきちゃう魔力がある！

皆でわいわいニコニコ動画とかで見ながら、ツッコミまくって楽しむ作品系だね。

序盤で村人に、どうしてこんなに街が寂れたのか聞いておいて、自分で正解を言い当て「見ればわかる」と答える主人公。

なら聞くなよ！
読者はそうツッコまずにいられない！(_･ω･)_ﾀｱﾝ!

他にも「そんな都合よく●●が森にいるか！」などのツッコミポイントが多数待ち構え、巻き起こるご都合展開。

主人公が真剣にこなすがゆえに、ツッコミが止まらない。
そして天晴れなまでの、テンポのよさ。

もうここまでくると、楽しい。
城に残ってくれてるの兵士１人ってもう、そもそも国じゃなくね？？とか、極端というか壮大すぎて面白い。

高度なギャグだと思うと、こんなに高品質な作品はめったにお目にかかれないと思う。
読んで誰かと感想を共有したくなる作品。

なんだろう、この設定あり得ない……。
って普通嫌になるところで、突き抜けすぎて逆に好感が持てるというか、この作者さんの作品には不思議すぎる魅力があるんだよなぁ。

設定は雑なところがあると思うけど、それも作者が読者のために作ったツッコミポイントなんだろうかって考えだしちゃう私がいる。
だとしたら、作者は天才だと思う。

キャラが立ってるからなのか、設定無茶苦茶でも読めちゃうんだよな……。
頭空っぽにしてツッコミを楽しみながら読むのが、最適解だと思う。
私からすれば、ヘタなスローライフ系よりよっぽど癒し効果高い。

あと基本この作者さんの女の子やヒロイン、可愛いんだ。
何が可愛いと思わせるのかわかんないけど、可愛いと思わせる力がある。
漫画家さんが描く女の子も可愛いしね！

ちなみにほんわか癒されつつ、可愛いキャラを愛でながら、適度にツッコミもしたいなら。
この作者「空野進」先生の、「鑑定能力で調合師になります」が個人的にはとてもオススメ。

[ブクログ · ★★★☆☆]

Webサイト「がうがうモンスター」で連載されていたみんたろう(漫画)、空野進(原作)、成瀬ちさと(キャラクター原案)による「貧乏国家の黒字改革〜金儲けのためなら手段を選ばない俺が、なぜか絶賛されている件について〜」の第1巻。貴族たちが反乱を起こした祖国に戻ってきた王子が国を立て直すために頑張るお話。表紙絵が良かったので期待していたのですが、国家再建系作品にある駆け引き的なものはなく、あっさりと話は進みます。最強の手札を手にしながらも何故か使おうとしないし…もしかしたら原作のダイジェストになってるのかな。

[アマネ · ★★☆☆☆]

目立たない主人公

最近多くなってきた建国(再建国)モノだが、主人公が、他が予想しないような創意工夫で国を立て直すというわけではなく、有能な人材ありきで立て直しを行う。そりゃこれだけ有能な人材がいればよっぽど無能な王でなければ立て直せるよねとしか感じない。結果、主人公の存在感がかなり希薄で、爽快感が無い作品。モンスターコミックは当たり外れの差が大きいなぁ。

[ひば · ★★☆☆☆]

淡々としていてせっかくの立て直しなのにワクワク感が皆無です。
国王寝たきりだけど誰かお世話してるんだよね？
シャロちゃんの髪型でＧの擬人化のマンガがあったなーとか思い出しました。

＃じれったい