不肖・宮嶋のビビリアン・ナイト 下 イラク戦争決死行 被弾編

宮嶋茂樹

戦車の砲身がこっちに向いた。次の瞬間、鼓膜が破れそうな爆音と同時に顔面に痛みが走った。無数に突き刺さるコンクリート片とともに男・宮嶋は歴史の目撃者となった。死んでもカメラを離さない男・宮嶋のバクダッド取材記！

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: エッセイ・紀行 / エッセイ
• 出版社: 祥伝社
• 掲載誌・レーベル: 祥伝社黄金文庫
• シリーズ: 不肖・宮嶋シリーズ
• 電子版発売日: 2017年05月26日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 20MB

[ブクログ · ★★★★☆]

３／３０からイラク陥落、その後の略奪の嵐、そしてイラク脱出まで。バグダッド陥落前のイラク情報省小役人とのやりとりよりも、サダム象倒壊の時、不肖宮嶋は戦車回収車に乗っていたのかと今更知る。イラクがイラク戦争のあとどれだけ混乱したとしても、官庁街と言わず、博物館と言わず、病院と言わずイラク人が自ら略奪してたわけでなあ