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Posted by ブクログ
石原慎太郎の子供、4人の男兄弟がそれぞれ父や母、また叔父の石原裕次郎を幾つかのテーマに沿って書いたエッセイを一冊に纏めたもの。
とても自己中心的であるが、エネルギッシュでチャレンジ旺盛で周りからの評価等気にせず自分の感性のままに生きた父親、それに一筋に連れ添う母、映画のスターのまま人を惹きつけた叔父や祖父祖母等の家族の思い出を綴った本。
一番印象深かったのは、それぞれの兄弟が父や母に対する愛情、憎まれ口を叩きながらもその愛情が真情として滲み出て来る文章に驚きました。
死に対する恐怖を最後まで持ち続けた慎太郎だが、沢山の子供、孫に見守られた最後、家族の愛情に天国で満足しているのではないでしょうか。
慎太郎が亡くなる2週間前に車椅子に乗って見舞いに来た妻に言葉も交わさず天井を見つめ、もう帰れと妻に言い放ち、また来ますと行って帰る妻との最後の会話に慎太郎と妻の夫婦の気持ちが表れ、逃れられない死を迎えざるを得ない片割れとその伴侶の情景はとても印象的でした。
Posted by ブクログ
読みやすく、面白く読み終えた。
何よりも、長男と四男では10歳歳の差がある兄弟4人が、1つのテーマについてそれぞれ書いた時にこんなふうに違った視点になるのだなという面白さだった。
これは、石原家というかなり特殊なご家庭でのことというより、どの家、どの兄弟にもあるだろう視点、それぞれの立場の違いなんだろうなぁと感じる。
もちろん、石原家の方々は、私にとっては四男の延啓氏以外は、裕次郎氏含め、とりあえず顔や喋っている姿が浮かぶ有名人なのだが、書いている文章、書かれている内容から、改めて、こんなキャラなのだなと合点がいったり意外に感じたりというのも、面白く読めた一因だと思う。
Posted by ブクログ
本書は、石原慎太郎を中心とした石原家の暮らしについて、日常生活、教育、結婚、介護といった人生の節目ごとの出来事をテーマに、4人の兄弟がそれぞれエッセイ形式で綴った作品である。家族の視点から描かれる石原慎太郎の素顔を通して、改めてその強烈な個性が伝わってくる。作家としても政治家としても傑出した人物であった石原慎太郎は、日常生活や家族との接し方においても、どこか凡人とは異なる存在であったことが感じ取れた。また、石原家は世間一般でいえば一種のロイヤルファミリーともいえる存在であり、その華やかなイメージの裏にある日常や家族関係を垣間見ることができる点も興味深かった。家族だからこそ見える石原慎太郎の人間味や独特の価値観が描かれており、その人物像をより立体的に理解できる一冊であった。
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