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Posted by ブクログ 2017年08月20日
日本は原発列島。でも、原発を作らせなかった地域も3か所以上
ある。紀伊半島がそうだし、石川県珠洲市もそうだ。
そして、西瀬戸内海の小島で原発反対を唱えて活動し続けている
人たちがいる。
中国電力が建設計画中の上関原子力発電所。予定地である田ノ浦
の対岸にあるのが本書の舞台となる祝島だ。
中国電...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月03日
山口県上関原発計画に30年以上反対して来た祝島島民の運動に寄り添ったルポ。ほぼ毎週、1000回以上にわたるデモや中国電の台船との一触即発の様子の合間に豊かな自然の描写が挟まる良書。建設ギリギリのところで震災が起きたものの、完全に中止には至っていない。これを読むとこの原発はできないといいなと思わされま...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月02日
読んでいてため息の出る本だ。本当に頭が下がるというか、信じられないような心の強さを思い知らされる。目と鼻の先の対岸に計画された原発に対し、自分たちの生活の基盤である恵み豊かな海や自然を守ろうと、男女年齢を問わず懸命に繰り返される、瀬戸内海に浮かぶ小さな島「祝島」(いわいしま)の島民たちの30年にも及...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年06月30日
わたしは能登半島の珠洲原発建設計画に揺れた珠洲市に住んでいます。この著者とも顔見知りです。
珠洲原発計画が凍結されたあと,祝島に行っていたんですね。
山口県上関町の祝島も,ずっとずっと前から原発計画に反対してきた地域です。
どちらの町でも,市民が推進・反対に分かれて,余計に地域の活性化のブレ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月08日
祝島の人たちが、上関原発を建てさせないように、この30年闘ってきた様子がよく分かった。彼らが、日本に原発が増えるのを阻止してきてくれたことは、島民500人で、他の日本人1億3千万の命を守ってきたのと同じことだと思った。遠くに住んでいても、一緒に闘わないといけないと、この本を読んで思った。自分たちのこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月15日
フォークシンガーの笠木透さんから
「祝島」のことを
教えてもらったのは
もう何十年前のことだろう…
写真家「福島菊次郎」の
「祝島」の写真展を
見せてもらったのは
もう何十年前のことだろう
数年前に
ドキュメンタリー映画『祝の島』(纐纈あや監督)を
御ところだ
あの時も
そして
今も
「祝島...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月05日
タイトル中の「原発をつくらせない」という表記を見て、「著者は原発推進派。しかし世の中には、原発を作らせない反対派もいるので、推進派から見た反対派を描く」という内容かと思いましたが、実際には、「著者は原発反対派。そして、反対派から見た反対派の活動を描く」という内容でした。
小さく切り取られた範囲の中...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月22日
祝島の長年にわたる粘り強い闘いの様子を知ることができた。
村が”スイシン”と”ハンタイ”に分断される悲しさ。
この分断を積極的に作り出し利用して、反対派の孤立化・弱体化を図る国と電力会社。住民同士を対立に導く方法が今、福島で、あるいは放射能汚染問題、原発再稼動をめぐって全国にある。
これをどう乗り越...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年01月30日
寡聞にして知らない・・・・・というより、メディアには取り上げられないのだろう。珠洲についても、もちろん祝島についてもほとんど知らない。
全国でこのような戦いがなされているのでしょう。
それにしても、この新書がなければ知ることもなかった、この、まるで他国の出来事のような。
メディアは本当のところ、どち...続きを読む
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