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Posted by ブクログ
メビウスの輪を見るたび思い出す。ミステリーというよりほぼホラー。
高校生の明日真映児は、物や人に触れることで、そこに残った記憶や情景を読み取るサイコメトリー能力の持ち主。刑事・志摩亮子はその力に目をつけ、映児とともに猟奇殺人や不可解な事件の真相を追っていく。最初に立ちはだかるのは連続殺人鬼「メビウス」。映児が読み取った断片と志摩の捜査を組み合わせながら、犯人の正体と動機に迫っていく犯罪サスペンス。
これも自分の中ではミステリーというより、ほとんどホラー。物や人に触れると残留思念を読み取れる映児の能力を使って事件を追う設定は王道の特殊能力ものだけど、出てくる犯人たちがとにかく怖い。猟奇的なのに、普段は何食わぬ顔で普通の生活をしている。その日常のすぐ隣に異常がいる感じが一番ゾッとした。
特に最初の「殺人鬼メビウス」の印象が強烈で、今でもメビウスの輪を見るとこの漫画を思い出す。笑。
先が読めずハラハラする一方、暴力的・グロテスクな描写はかなり強め。
一方で、ずっと重いわけではなく、エイジと志摩さんの掛け合いや、みっちゃんが出てくる回がいい息抜き。みっちゃんこと福島満は本職の警察官ではなく、警察オタクの健康器具販売員として登場するニセポリス。このキャラが後にスピンオフ『でぶせん』で主人公になるほど人気なのも納得。
90年代らしい荒さや少し古く感じる部分はあるけれど、犯罪サスペンスとオカルトを混ぜた独特の怖さは今読んでも残る。
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少年・青年マンガ
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