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Posted by ブクログ
「親友の彼女」として登場した華海。華海に少なからぬ好意をもっていた哲生にとっては、遠ざけておきたい存在だった。しかし華海の髪に触れ、華海の名前を口にし、華海本人は哲生の心の壁をいともたやすく乗り越えてくる。終いには、哲生は華海の写真を入手してしまう。彼は華海を完全に「対象化」できてしまったのだ。
だから華海の絵が描けた。1巻で晶の顔を描けなかった哲生は、華海の顔を描けてしまった。
4巻は番外編(こちらもとてもよかった)が長く、本編はここで終わっている。この直接的ではない三角関係で、哲生は華海への気持ちをどうするのか。晶は哲生にどう接するのか。特に、派手な喧嘩でもできればいいものを、ああいう形で済ませたことで、晶の本心は哲生に伝わっていない。言葉にしなかったことで、晶はひとつ鬱屈としたものを抱えたままなのだ。晶の心情がどう動くのか、次巻は特に気になるところ。待ち遠しい!
Posted by ブクログ
目次だけでも内容が読めてしまうかも、とスルーして読み進めてたけど、21話「華海」からの22話「華海 華海」で、もうそれだけで苦しくなる。
美しい物に惹かれてしまうのは絵を描く人間としてはしょうがないのかもしれないけど、哲生はそれだけじゃないだろうと思えるから、モヤモヤする。
華海もまさか哲生がそういう気持ちだとは知らないからあんな風に懐っこいんだろう。読んでる側からすれば「自重しろよ…!」なんだけど。
哲生のスケッチブックに描かれた華海を見た時の晶を見て「よし、哲生を責めろ」と思ったら別の意味で攻めて、そしてあの表情でこちらの涙腺が壊れた、唐突に。切なかった。最後寝る時の二人の距離も。
哲生に「しっかりしろよ!」という気持ちはあるけど、全面的に責められな、いやでも気持ちが華海に少しでもある時点でやっぱりちょっとお前さあ、いやでも…。とぐるぐる。
続きを知りたい、でも怖い。こんなに緊張しながら読むマンガもなかなかない。
そして井上のショートにほんわかしつつ、官能おまけまんがで笑う、このギャップ(笑)
【追記】読み返して、あのシーンで重要なのは「自分(晶)じゃない女(華海)を描いてる」事よりも、「人を描けないと言っていた哲生が人を描いていて、それが自分(晶)ではない」ってことなんだと気付いて、さらに胸がギュッとなった。
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