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Posted by ブクログ 2023年11月30日
古寺巡礼
著:和辻 哲郎
紙版
岩波文庫 青144-1
大正7年著者が、友人と奈良付近の寺々をめぐった印象記とある
ギリシャ⇒インド⇒西域⇒中国⇒日本 を貫く、美術、技法の伝達
仏像をみてなまめかしい感触をもつなど、結構官能的、学術的にはちょっとはずしているのでは
天武帝や光明皇后などの逸話、...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月03日
和辻哲郎が若い頃に奈良の寺院を訪れた際の印象記。記載内容が現在の研究にそぐわない箇所もあるが、それを補ってあまりあるものになっている。同様の本に亀井勝一郎の大和古寺風物誌があるが、亀井は、仏像を仏として見ているが、和辻は美術品として見ている。同じ仏像を見ているはずなのだが、二人の興味はまるで違う。こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月25日
【仏像鑑賞におススメしたい本5選 番外編①】1979年に出版され、当時仏像ブームを引き起こしたらしい。私も現代っ子なので、そもそも読むのが難しく、かつ、好き放題語っている(笑)印象だけれど、著者も言っているように、若さも感じられる仏像鑑賞の金字塔。そのため、仏像鑑賞していると必ずどこかで引用されて登...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月29日
若き日の和辻哲郎が、奈良の古寺をめぐった際の印象を書き留めたエッセイ。宗教的関心ではなく、美的関心に基づく感想がつづられている。
本書の出版から28年後に書かれた「改版序」で、和辻は本書に認められる若々しい情熱を「はずかしく感ずる気持ちの昂じてくるのを経験した」と述べている。彼はまた、若き日の「美...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月02日
浦野所有。
文化財マニアにとってバイブルになっている名著。ですが、私は主に建築文化財と民俗文化財に興味があるので、仏像に主眼が置かれている本書は、それほどのめり込むことはなかったです。
建築好きからすれば、唐招提寺と法隆寺のくだりはいいですね。和辻哲郎が境内に入った瞬間に感じ取った空気や、目の前...続きを読む
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