ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音

ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音

ビジネス・実用
1,056円 (税込)

5pt

3.9

開催中のキャンペーン

約400年にわたり,大西洋を航海した奴隷船.「裸の移住者」としてアメリカ大陸に連行された人々は,いかにしてアフリカの声と音の伝統を再創造し,次世代へと繋いでいったのか.アフリカへの帰還という主題から,音楽,文学,アートなどを横断的に捉え,その歴史と現在を旅する.世界にひろがるブラック・カルチャーへの招待.

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音
  • タイトルID
    :
    1859785
  • ページ数
    :
    254ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アフリカには口頭継承とドラミングリズムの文化があった。頭の中だけで文化を継承していかなければならず、即興で歌をつくる文化が発展した。

    西欧文化をとりいれ融合していったことで、西欧文化に受容されていったことでブラックミュージックは音楽としてのジャンルを確立していった。メディアによりブラックのイメージを刷新し、かっこいい、美しいというイメージへと変わってきている。

    つまり、ブラックミュージックは、アフリカ大陸から連れてこられ、物質的な文化を築けなかった黒人たちがアフリカの口頭伝承と音文化を、西欧文化と融合させながら「変わりゆく同じもの」として継承していったものである。

    ブラックミュージックの根底にあるものは、故郷アフリカへの帰還でもあるが、黒人奴隷にとって、それは自分たちを白人に売った人たちの国でもあり、そこに複雑な問題がある。

    西欧が残した奴隷制度という爪痕は大きい。その傷はまだ癒えず、賠償されることもなく、そして差別もなくなっていない。

    0
    2026年07月25日

    Posted by ブクログ

    環太西洋アメリカスで捉えたディアスポラ共同体としての文化継承、再構築。音楽だけでなく幅広く噛み砕いてまとめてあって、更になかなか語られてこなかった(語りにくかった)部分を知る。「キンドレット」読んでおいて良かったし、今年読んだ「パンクの系譜学」ほかの本と繋がる「関係」がわかる気がするよなー。

    0
    2025年07月19日

    Posted by ブクログ

    1週間以上も前に読み終わったのに、なかなかレビューできなかった。
    というのも、本書が扱う事柄がとても広範に及んでいるから。
    今でもきちんとまとめられるか心もとない。
    ばらばらにトピックを上げるだけになるかもしれない。

    そもそも自分がこの本を手に取ったのは、ブラック・ミュージックのことが知りたかったから。
    昨年、クインシー・ジョーンズが亡くなり、今年もスライ・ストーンが亡くなった。
    その追悼番組を聞いたりするうちに、自分たちが子どものころから聞いていたポップ・ミュージックの中に、もはや影響がまったくない音楽なんてないのではないか、と思われるような状況だったんだ、と改めて思った。

    筆者はフランス語圏のクレオール文学を専門とする文学研究者。
    この人にとっても、やはりブラック・カルチャーの入り口は、マイケル・ジャクソンやプリンスなどの音楽だったとのことだ。

    ブラック・ミュージックではなく、ブラック・カルチャーというのだから、範囲が広くなるのは当然の流れ。
    とはいえ、前半6章までは、ブラック・ミュージックのことをまとめている。
    ブラック・ミュージックは、アメリカに奴隷として売られていったアフリカ系の人々の音楽がルーツという話は、本書で読むまでもなく、いつのころからか知っていた。
    が、本書ではそのことを「環大西洋」世界の中で、十五世紀から説き起こされていく。
    経糸を時間、横糸を空間として考えれば、とんでもない大きな織物になる。
    このことが、自分の中で「広すぎてまとめきれない」と思わされた事情である。

    アフリカに伝わる口承文芸が、アメリカス(中南米も含めたアメリカ大陸)に伝わって変容する。
    たしかに、これはクレオール文化そのものだ。
    例えば、自分はレゲエをブラック・ミュージックと思っていなかったが、本書の言う通り、たしかにそうなのだ。
    本書は、ブラック・ミュージックを大きな布置に入れて提示してくれたということになる。

    「ブラック」、あるいは黒人と言われる人々の間の差異にも気づかされる。
    奴隷の生活を生き延び、新大陸に渡った人々。
    その一方で、アフリカの人の支配層の中では、人々を売った人々もいある。
    奴隷の生活を生き延びる上で、「ブラック」であることを根拠に想像の共同体を作り、故郷アフリカの幻想を心に築き上げていく人々と、現地に残っている人々の間には、たしかに温度差が生まれてきて当然だ。
    そんなことにも、これまで気づかなかった。

    アフリカ各民族の歴史であれ、新大陸に渡った人々であれ、歴史をまとめることが非常に困難であった事情も知った。
    西欧人のつけた呼び名、他民族がつけた呼び名などが混在して、大変複雑なようだ。
    もちろん、ここに西欧の植民地主義の影響も加わる。
    ブラック・カルチャーの一つである、ブラック・スタディーズには、こうした困難に向き合うものであるということだった。

    「ブラック」という呼称についても、差別的な呼称として嫌だと思う人もいれば、差別されてきた歴史をも含めアイデンティティだと思う人もいる。
    政治的な問題で、なかなか非当事者としてどうかかわっていいか困惑するところだ。
    筆者は、しかし、非当事者として寄り添いたいという立場をとる。
    自分なら寄り添えるのか、と思いつつも、そういう考え方があるのかと知ることができたのはよかった。

    0
    2025年08月09日

    Posted by ブクログ

    実際に触れたことのあるものが少ないため、しっかり理解できたとは言い難い。これから見聞きしていくためのひとつの観点を得ることができた。

    0
    2025年07月02日

    Posted by ブクログ

    本書は教科書的で内容がてんこ盛り、流石に文章を1回読むだけでブラックミュージックのルーツや進化をしっかりと理解することはできなかったが、絶対見逃せないのは「アフリカ奴隷政策」であり、毎度のことながら、数百年間にも渡ってそれを遂行した非人道的かつ残虐極まりないヨーロピアン民族の蛮行が本当に腹立たしくなってきてしまった。

    「ソウル」「ジャズ」「レゲエ」「ヒップホップ」......。
    気づけば今の自分のitunesのプレイリストの約半分がブラックミュージックであることに気づかされました。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    カルチャー解説というより歴史書だったな。
    ゴスペルやブルース~Rap, Hiphop. 異邦人であることと現地で生まれ育つことの両義性。
    アフリカでは太鼓が重要。成程。

    0
    2026年02月16日

    Posted by ブクログ

    知ることは 大切
    知らないことは 間違いにつながりやすい

    アメリカと言うフィルターを通して入ってくるさまざまな知識、情報が圧倒的に多い分、私たちはそれらを鵜呑みにせずに、謙虚にとらえる姿勢をちゃんと持たねば、と改めて思う。

    0
    2025年12月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブラック・ミュージックの根底にある「ルーツの再構築」、変わりゆく同じものという捉え方は、今後の音楽の聴き方を変えてくれる。
    その音楽が生まれた背景を考察することは、殊ブラック・ミュージックにおいては非常に重要だと認識できた。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ニーナ・シモンの帯に惹かれて手に取る。地理的にそして歴史的に旅をしながら、復習のように整理された気がする。

    0
    2025年04月23日

ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    岩波書店
  • 掲載誌・レーベル
    :
    岩波新書
  • タイトル
    :
    ブラック・カルチャー 大西洋を旅する声と音
  • タイトルID
    :
    1859785
  • ページ数
    :
    254ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

岩波新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

中村隆之 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す