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ビール瓶はなぜ茶色? ワインとウイスキーの年数表記は意味が違う? カクテルはゆっくり飲んだらダメ? おすすめを聞くのはNG? 日本一発信力のあるバーのマスターが教える、今さら聞けないお酒の基本と楽しみ方。 これ1冊でお酒とバーがもっと楽しくなる!
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Posted by ブクログ
バーのマスターが、訪れる男女の客に、お酒の基本の基を教えてくれる。この本を読めば、世界のお酒のかなりの種類がその成り立ちや作り方、マナーまで概観できるのでは?と思った。 バーへ行こう。だが、おすすめは?と聞いてはいけない。
【目次】 序章 お酒の基本 お酒って何?/ワインもビールも日本酒も、醸造酒/ウイスキーもブランデーも焼酎も、蒸留酒 第1章 ビール 美味しいは自由/日本とは見た目が違うイギリスのビール/ドイツのこだわり、ビーズ純粋令とは/上面発酵=エール、下面発酵=ラガー/種類が豊富なビール王国ベルギー/修...続きを読む道院で造られている「トラピスト・ビール」/自然発酵で造られる伝統的なビール「ランビック」/腐敗を防ぐ目的で生まれた「インディア・ペール・エール」/クラフトビールはアメリカから始まった/『ギネス』ビールの意外な成り立ち/日本にビールが伝わったのはいつ?/ビール瓶はなぜ茶色? 第2章 ワイン ワインはルールが多くて面倒くさい?/ワインのルーツ/「スパークリングワイン」と「シャンパーニュ」/ヴィンテージって何?/「ネゴシアン」と「ドメーヌ」の違いとは/ワインの色はどうやって決まる?/「オレンジワイン」って何?テイスティングって何のためにするの?「ボルドーワイン」と格付け/ボトルの形でワインの味がわかる!/「セカンドワイン」って何?/「ボジョレーヌーボー」はなぜ人気?/ロバート・パーカーは最強のインフルエンサー?/「ナチュラルワイン」がブーム?/ワイン大国、イタリアとスペイン/「カリフォルニアワイン」が注目されるきっかけとなった大事件/「日本ワイン」もおすすめ 第3章 焼酎 焼酎ができるまで/甲類焼酎、乙類焼酎とは/芋、麦、米、黒糖……焼酎の原料はさまざま 第4章 日本酒 「本醸造」「吟醸」「純米」の違いは?/日本酒はいつから飲まれている?/「山廃仕込み」って? 第5章 ウイスキー・スピリッツ・リキュール ウイスキーとワインの年数表記は意味が違う?/「シングルモルト」と「シングルカスク」は何が違う?/「モルトウイスキー」「グレーンウイスキー」「ブレンデッドウイスキー」の歴史/「スコッチウイスキー」には欠かせないピート/移住者たちが造りはじめた「アメリカンウイスキー」/今、「ジャパニーズウイスキー」が熱い!/「カナディアンウイスキー」と「アイリッシュウイスキー」/世界最大のウイスキー消費国インド/果実から造る蒸留酒「ブランデー」/ボタニカルで香りづけした蒸留酒「ジン」/穀物やイモ類の蒸留酒「ウォッカ」/サトウキビから造る蒸留酒「ラム」/ブルーアガベを原料とした蒸留酒「テキーラ」/果物やハーブを蒸留酒に漬け込んで作る「リキュール」/ワインにハーブを配合した「ベルモット」と酒精強化ワイン「シェリー」 第6章 バーに行こう 「カクテル」は作りたてが美味しい?/「カクテル」はいかにもアメリカらしい飲み物/「カクテル」の新潮流/バーは予約が必要?/「おすすめは何ですか?」と聞くのはNG?/バーでカバンを置いてはいけない場所は?/お通しとチャージの話/スマートな注文の方法は?/ペアリングにこだわりすぎない/バーで嫌われること、喜ばれること/バーにもいろいろなタイプがある/メニューを置いていないバーに入ったら/一目置かれる大人のふるまい
糖分を公募が食べると炭酸ガスとアルコールに変わる。これが醸造酒。 人類が最初に飲んだお酒は、蜂蜜のお酒と言われている。酵母は空気中に存在する。 馬乳酒は、馬の乳を酵母が食べたもの。これを真似して作ったのがカルピス。 酒を飲むと大脳新皮質が麻痺する。意識や思考がぼんやりする。大脳旧皮質が表に出る=性...続きを読む行動、仲良くなりたい、という本能。 ブドウの糖分と皮についた酵母でぶどう酒になる。炭酸ガスを閉じ込めたものがスパーリングワイン。 ワインはキリスト教の儀式に使われて世界中に広まった。 ビールの作り方。麦を発芽させて麦芽をつくり粉砕しておかゆ状にした麦汁を作る(ミロと同じ)。麦汁とホップと酵母を入れてアルコールと炭酸ガスができる。 米からできた醸造酒は、日本酒、紹興酒、マッコリ。 日本酒は、もろみを酵母が食べてできる。どぶろくを絞ったものが濁り酒。ろ過したものが清酒。 まっこりはどぶろく。炭酸ガスが残っている。 リンゴジュースと酵母でシードルができる。 紹興酒は、米麦キビとうもろこしなどが原料。3年以上熟成させたものを老酒。紹興市で作られたものが紹興酒。砂糖を添えて出すのはまずい酒だから、という謙遜。砂糖を注文するのは失礼になる。 醸造酒のアルコールを蒸発させて冷やしたものが蒸留酒。 ワインを蒸留したものがブランデー。ヘネシー、レミーマルタンなど。 ビールのホップ抜きを蒸留したのがウイスキー。スコッチ、バーボン、カナディアン、アイリッシュ、ジャパニーズ、が5大ウイスキー。 ジンは薬草をアルコールに浸したあとに蒸留したもの。 ウォッカは穀物や芋のお酒を蒸留したもの。スミノフはアメリカで亡命ロシア人が作ったウォッカ。 ラム酒はサトウキビから作られた蒸留酒。 テキーラはアカベという植物の蒸留酒。 ジン、ウォッカ、ラム、テキーラは4大スピリッツ。 焼酎の蒸留酒。昔は米から作られていた。 プロのソムリエでも、目を閉じると赤ワインか白ワインかも外すことがある。 日本のビールは99%がピルスナー。初期のビールはドイツのビアーとイギリスのエールに分かれていた。 ドイツはビール純粋令で、大麦、ホップ、水だけを使用させた。品質向上のため。 ラガービールは、下面発酵=下の方で発酵して貯蔵したもの。普通は発酵が進むと上の方に上がるので上面発酵になるが、温度が低いと下に沈む。 ラガービールのうち、ピルセンの軟水を使ったものが、ラガービールの傑作となるピルスナー。 今は、冷凍機があるので、どこでも下面発酵ができるため、ピルスナーが主流になった。 ベルギーの修道院で作られているものが修道院ビール。トラピスト修道会のものがトラピストビールと呼ばれる。シメイが有名。 小規模の醸造所が作ったビールをクラフトビールと呼ぶ。 スタウトとは強いという意味。ギネスビールなど。ギネスはアイルランドのメーカーで、焦がした大麦を使ったビール。ギネスブックは同じ会社が始めたもの。 ワインのグラスを回していいのは酸化させて香りを出すため。古いワインは回さない。 シャンパーニュは、白ワインを瓶入詰めるときに糖分と酵母を入れて瓶内二次発酵させるたもの。ドンペリニヨンは偶然に二次発酵してしまったものが最初。ぶどうの作柄が良くない年はつくらない。 マスカットのような白ブドウから白ワインができる。黒ブドウでも注意深く絞ったら白ワインができる。ロゼは黒ブドウを少し色が出る状態で作る。 ワインのテイスティングは、ブジョネ=傷んでいないかを調べるもの。味の好みではない。5%程度がブジョネと言われているが、返品率はもっと低い。コルクから細菌が入る。スクリューキャップだと入らない。安物という意味ではない。 キンミヤなど甲類は、連続式蒸留機を使って作るので純粋なアルコールになる。乙類は単式蒸留なので原料の風味が残る。 精米歩合70%以下は本醸造、60%以下を吟醸、50%以下を大吟醸。 冷や、とは常温のこと。冷やしたものは冷酒。 醸造アルコールをいれるとスッキリした爽やかになる。香りが立つ。吟醸香が強くなる。雑味をアルコールが抑えるから。三増酒でかさ増しをしたため、醸造アルコールが悪者になった。 山廃仕込みは、蒸し米を潰さないで作る。濃厚で奥行きが出る。 ワインはブドウが収穫された年。ウイスキーは樽の中で貯蔵された年数。 シングルモルトは、一つの蒸留所で作ったものをブレンドしたウイスキー。ひとつの樽の場合はシングルカスク。 原料が麦のものがモルトウイスキー。原料にとうもろこしなどを使って麦芽を使わないで連続蒸留機で安く作ったものがグレーンウイスキー。 これらを混ぜたものがブレンデットウイスキー。ブレンダーが登場した。バランタインやジョニーウォーカー、シーバスリーガルなど。 世界最大のウイスキー消費国はインド。 ヘネシーは、コニャックという種類。コニャック地方で作られたもの。カミュやレミーマルタンもコニャック。 リキュールは果物やハーブを蒸留酒に漬け込んで作る。みりんも梅酒も同じ。
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林伸次
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