薔薇のために 5

吉村明美

ある日、死んでしまった菫の恋人・セリに似た藤子という女が花屋敷家に現れる。藤子は菫の前でウソばかりつき、ゆりを陥れる。菫のことが好きなゆりはを嫉妬にかられ、菫と衝突してしまう。

• カテゴリ: 少女・女性マンガ
• ジャンル: 少女マンガ
• 出版社: 小学館
• 掲載誌・レーベル: プチコミック
• 電子版発売日: 2012年10月12日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 41MB

[カフェ · ★★★★★]

この物語において猫吉さんの存在は偉大だと思う。歪な家庭環境という意味では彼がある意味断トツのような気もする。そして、ここぞというところでの彼の発言には深みがある。

[匿名 · ★★★★★]

ドクゼリ

弟の葵くんに好きだと言われてゆりちゃんは？

兄スミレさんの亡くなった婚約者セリさんに憧れるゆりちゃん。セリさんにそっくりだけど中身は嫌な女性が現れて、スミレさんの前でゆりちゃんのことを嫌な女に仕立て上げてしまいます。

スミレさんはセリさん顔の女性にネジが飛んでしまい、付き合い始めます。それを知ったゆりちゃんは、「セリさんは私がもらうから帰ってくるな！」と言い放ちます。

ゆりちゃんはセリさんのことも大切にしていて、セリさんを大事にしないスミレさんに腹が立ったんでしょうね。好きな人の好きな人まで大切にできるってすごい。

＃笑える ＃ほのぼの ＃切ない

[匿名 · ★★★★☆]

複雑な関係

主人公の枕野ゆりはたった一人の家族である父方の祖母を亡くし天涯孤独の身になる。
しかし祖母の手紙には、死んだと思っていた母親が生きていること、その人は大女優の花井しょう子だということ、ゆりには半分血の繋がった兄弟がいることが書かれていた。
その家族を頼り札幌に行ったゆりを待ち受けていたのは、顔はいいものの性格は最悪な花屋敷家の人たちだった。
家を追い出されたくなくて家政婦のように家事をこなすゆりは、長男の菫が気になり始める。
しかも昔見た映画に出ていた初恋の人だと発覚してから彼にはっきりと恋愛感情をいだくようになる。
ある日、ゆりは母親のしょう子と血のつながりがないことを知る。
父親が違う人と不倫してできた子だと思われていたが、実際は父親は子供を預かっただけで別の女の人と葵の父親との間にできた子だと判明する。
つまり芙蓉、菫とは赤の他人で葵と血の繋がりがあるという複雑な関係だった。
それが判明した後菫と葵の関係がギクシャクし始めて……。

色々判明した後で人間関係の相関図が変わり始めたのが面白かった。

[カラり · ★☆☆☆☆]

そっくりさん

亡くなった婚約者にそっくりな藤子が登場して色めきだつ菫。
しかし藤子の性格は激悪。
しかし見た目がそっくりだからこそセリとの違いに敏感になると思うし、見た目が似てるから浮気心で抱いたとか菫も極悪なんだけど。