Posted by ブクログ
2011年05月06日
2001年ということは僕は14歳、中学2年だったはずだ。
この漫画が少年マガジンで新連載したときの、あの高揚感は言葉に表すことはできない。
池袋ウエストゲートパークを見た時と同じような、「同時代性」を感じ取ったからだ。
主人公フクと、それを取り巻く、キャラたちまくりの圧倒的なサブキャラ。
「大山...続きを読むのぶ代」「ハイド」なんてネーミングセンスすらも、当時の僕にはなにからなにまで、「おなじだ!!」という無責任な共感を呼び起こさせていた。
そして連載初回から続く「これこれ、これだよ!」という圧倒的テンションの青春群像劇とリンクして、当時まだ若かったであろう作者のパッションと、作者のバックボーンであろう音楽の要素が当時バンド小僧だった僕には強烈に響いたのだった。
「グロリアスレボリューション」「YOUNG GIRL 17 SEXUALLY KNOWING」「662BPM」「童貞ソーヤング」「さわって変わって」・・・
とにかく毎週毎週、当時の自分とリンクするタイムリーなワードがマンガの端々に登場し、「同時代性」を僕はずっと意識しながら毎週楽しみに読んでいた。
後半の失速もふくめて青春!
これぞ、青春マンガのあるべき姿!
フクにドンカラ節やってもらいたい。