論破という病 「分断の時代」の日本人の使命

論破という病 「分断の時代」の日本人の使命

1,210円 (税込)

6pt

4.3

自分と異なる意見を持つ相手を「敵」と認定し、罵りあうだけでは何も解決しない。今必要とされているのは、「メタ正義感覚」だ――。日本に放置されているコミュニケーション不全に対し、対立する色々な立場の間を繋いで成果を出してきた〝経営コンサルタント〟の視点と、さまざまな個人との文通を通じ、社会を複眼的に見てビジョンを作ってきた〝思想家〟の視点を共に駆使し、新しい活路を見いだす。
堀江貴文氏失脚に象徴される日本の「改革」失敗の本質的な理由や、日本アニメの海外人気が示唆するもの……などをひもとくことで、「グローバル」を目指して分断が深まった欧米とは異なる、日本ならではの勝ち筋を見つけ、この20年の停滞を乗り越える方策を提示する。
また、明治神宮外苑再開発問題、再エネvs原発の電力問題、川口市のクルド人問題、歴史認識問題――現代の具体的な課題を元に、解決に向かう考え方を示す。
あらゆる「絶対」が無効化し、混迷が深まる多極化時代の道しるべとなる1冊。

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論破という病 「分断の時代」の日本人の使命 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    今年一番。ここ数年のリベラルの大敗北や改革の停滞の理由を紐解く本が各方面(訂正可能性の哲学、公正を乗りこなす、企業変革のジレンマ)から出ていますが、より噛み砕いていて実践的で解像度の高い本。水と油のエマルジョン、新しい公の概念を作ろう、ディスっていないでリーンイン。初老ですが自分も諦めずに実践せねば

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    大居さんから教えてもらった本。
    論破と言うことが流行っていて、分断の時代であるが、もっと建設的なことを議論しようよと言う前向きな本。例えばA対Bと言うディベート形式の論法がSNSでは繰り広げられているけれども、AもBも正しいだけど、AもBも間違っている。だから、Cと言う代替案を出そうということが求め

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    大体はそうだよなと思う意見だった。
    水と油の世界という表現で、いわゆるコミュニティ重視派と個人重視派がどうやって折り合いをつけて、お互いの共通項を見つけていくかということが書かれていて、今のすぐ敵か味方かみたいな二元論にいきがちな世の中に必要な考え方かなと思った。
    これは個人レベルでも実践できること

    0
    2025年06月10日

    Posted by ブクログ

    p25 「我々善人たちの敵」を徹底的に打倒しさえすればすべてうまくいく、という20世紀型の妄想から目を覚ます必要がある そういう議論から脱却し、政敵ではなく「問題そのもの」と向き合うのが21世紀の、”令和”の議論の大選定となります。

    p29 今は昭和の議論と平成の議論の両方から遠ざけられ孤立無援に

    0
    2025年02月16日

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