本音の沖縄問題

本音の沖縄問題

880円 (税込)

4pt

4.3

1952年4月28日、対日講和条約発効、沖縄が日本から切り離され、米軍統治下に置かれることが決定、それから20年後の1972年5月15日、沖縄、日本復帰。そして同時期、本土が大幅に減り続けた一方で、「復帰」した沖縄では、米軍基地の固定化、集中化が進む。その「代償」としての多額の補助金。それから40年、基地とカネをリンクしたシステムが完全に破綻しつつある沖縄で、いま何が起きているのか。

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本音の沖縄問題 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月13日

    著者の文才によって読みやすく軽やかな読書運びだったが、内容は執念と血肉が混濁した沖縄についての魂の本で、心をわし掴みにされました。
    左翼や右翼だの、ネットに徘徊するクソ野郎どもの極端かつ過剰な言説に惑わされることなく、沖縄が辿ってきた長い歴史の編み目と真摯に向き合うことが何よりも重要。
    東京生まれ東...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月20日

    著者は大阪生まれ・大阪育ちのウチナンチュ2世で、今は沖縄に移住しているというプロフィールの持ち主。

    そういう生い立ちを持つ筆者ならではの視点で、ときには沖縄の内側から、ときには外側から、沖縄が抱える問題、否、日本が抱える沖縄問題を真正面から論じる。基本的には沖縄に寄り添いつつも、沖縄人にありがちな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月26日

    今年で復帰40年ですが、
    日本へ復帰して良かったのかどうなのか考えさせられます。
    北海道と本土の関係とは似ているようで異なりますね。
    北海道も経済状況や限界集落問題など厳しいですが、
    それ以上に沖縄の問題の方が厳しい状況ですね。

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    Posted by ブクログ 2012年10月07日

    最近、沖縄についての本を読む機会が多い。でも読めば読むほど問題の複雑さ、解決の難しさを感じてしまう。
    この本も沖縄に移住した沖縄2世の著者が、これまでの沖縄の歴史と現在の状況を踏まえ、日本本土と問題の認識の違いを考察している。
    沖縄と言えば、毎度のように基地問題が取り上げられる。これまで日本政府は基...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年05月26日

    読みやすいし、分かりやすいし、わりと面白かったです。
    新書ならではのある種の軽さが、面倒臭いお話をやわらかーくしているように感じました。

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    Posted by ブクログ 2013年08月17日

     普天間の米軍基地の辺野古移転については、マスコミでよく見るし、沖縄が戦後68年をへてもいまだに多くの問題を抱えていることは知っていたが、本書は、その詳細な現状について報告している。
     本書で読む多くの米軍基地を抱える「沖縄」の現状は凄まじい。
     「米軍基地から派生する事件・事故は1545件(197...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年05月28日

     沖縄に関して最新の本である。自分の大阪への移住についても記載してあり、さらにテンペストなどのドラマについてもコメントしている。様々なことを一杯書いているので、読むと何かしらヒントが得られるだろう。沖縄日本復帰は間違いであったという最後のインタビューの話が印象的である。

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