アデュー エマニュエル・レヴィナスへ

アデュー エマニュエル・レヴィナスへ

1,210円 (税込)

6pt

4.3

さらば友よ.レヴィナスから受け継いだ「ア-デュー」という言葉.デリダによる応答は,レヴィナスの遺産を存在論や政治の彼方にある倫理,歓待の哲学へと導く.デリダがパンタン墓地で読み上げた弔辞と,集会「エマニュエル・レヴィナスへのオマージュ」で行った講演「迎え入れの言葉」を収録.

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アデュー エマニュエル・レヴィナスへ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    デリダは『エクリチュールと差異』でかねてからレヴィナスの倫理思想がユダヤ教、ユダヤ人の共同体を背景として前提にするがゆえにそのうちに閉ざされ、ユダヤ人以外の他者に排他性をもつ危うさをもっていることを警告して来た。デリダは本書でもレヴィナスの思想がシオニズムを超えて他者を歓待しようとする思想であろうと

    0
    2024年12月29日

    Posted by ブクログ

    レヴィナスおもしろい。
    「à Dieu 」
    この言葉は神に開かれているだけでなく、無限の応答責任へと開かれている。名詞も動詞もなしに、沈黙のすぐそばで顔と響きあう、前代未聞の言語の象徴と捉えてよいだろうか。

    主人ではなく人質としての主体、その主体性とは応答責任であり、同一性とは責任逃れに陥らないこ

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    デリダがレヴィナスの弔辞に送った言葉と、レヴィナスへのオマージュとして行った講演「迎え入れの言葉」が収録されている。

    私は2人の本を読んだことがないので、裏口から入ってしまったような感じがした。

    顔や人質など、見知らぬ言葉があったが、AIに聞いたりして読み進めた。

    レヴィナスの思想は「異質なも

    0
    2025年12月06日

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