無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
日本の怨霊という概念がいかにして生まれ、歴史や文化にどんな影響を与えたのか。
はじめ中世の死生観、死後の世界観を紐解き、怨霊という概念の位置付けを明らかにする。そして、日本の三大怨霊とともいうべき菅原道真、平将門、崇徳院のそれぞれについて、その失意の死の経緯からそれが怨霊として認識される過程、そして後世への影響をたどる。最後に三大怨霊以外の怨霊や近世・近代の怨霊観を概観する。
怨霊というキー概念を設定し、そこからみた中世史という切り口は面白いし、広範な資料を提示した力作だとは思う。ただ、あまりにも資料の羅列感が強くて、そこから何が読み取れるのかという考察が薄い。だから、例えば菅原道真らがなぜ怨霊となったのか、あるいは怨霊として人々に認識されるに至ったのかという肝心なところも、失意のうちに亡くなったからという当たり前のところ以上には深掘りされていない。政変で失脚し悲惨な最期となった人々は多くいて、それらと道真らを分かつものはなんだったのか。当時の社会情勢や人々の心性のなにが彼らを怨念にしたてあげたのか。その辺りをもっと考察してくれたなら、より面白くなったはず。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 霊魂とは何か
第2章 怨霊の誕生
第3章 善神へと転化した菅原道真
第4章 関東で猛威をふるう平将門
第5章 日本史上最大の怨霊・崇徳院
第6章 怨霊から霊魂文化へ
<内容>
怨霊の日本史について、菅原道真・平将門・崇徳院を取り上げている。読みやすいのでスイスイと読めるが、中身が薄い気がする。道真も将門も怖さを感じないし、「最大の」名うたれた崇徳院も、怖さの微塵もない。それは著者の筆致によるものだろう。
怨霊は、政変や戦乱がきっかけと著者はいい、江戸時代はそうしたものは少なかったので、怨霊文化は衰退し、明治以降は「怨親平等」の思想が広まり、明治期まで続くという。この辺りは、納得半ばというところか。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
試し読み
ビジネス・実用
試し読み
少年・青年マンガ
ビジネス・実用