カラー版 ゴッホ〈自画像〉紀行

カラー版 ゴッホ〈自画像〉紀行

1,100円 (税込)

5pt

4.0

三七歳で自ら命を絶ったヴィンセント・ヴァン・ゴッホ。彼の画家人生は、わずか一〇年あまりにすぎない。その短い歳月に、四〇点を超える自画像を遺した。なぜゴッホはこれほど多くの自画像を描き、そしてそこに何を見いだしたのか――。ゴッホ研究の第一人者が、その求道的な生涯とともに、自画像を一点ずつたどっていく。丹念な作品の読解によって浮かび上がる、新しいゴッホの世界。自画像全点カラー収録。

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カラー版 ゴッホ〈自画像〉紀行 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    極めて刺激的。ゴッホへの見方、絵画の見方、最後のエピローグでは歴史の見方すら変わる。炎の人ではなく、試行錯誤をする人がゴッホ。絵画を通して絵画にならないものを求めた部分も感じた。著者のように筆力がある学者さんっているんだな。

    0
    2014年12月01日

    Posted by ブクログ

    ゴッホの絵を見に行く予定があり
    そういえば何も知らないなと思い手に取った本

    読書目的からサラッと流し読みですが
    知らなかった事が沢山あって絵の理解が深まりそうです

    1番驚いたのはゴッホが牧師を目指していた話
    信仰心が強いが故 教会のあり方に疑問を持ち
    自らの信仰心を絵で表現しようとしたと言うとこ

    0
    2019年10月15日

    Posted by ブクログ

    40数点の自画像は35歳からの4年間に集中的に描かれていることに注目して、ゴッホの真髄を再評価した好著だ.1888.12.23に自分の耳を切断するという異常な行動からか、狂気の天才を称されているが、実際にはそうではないことを証明している.P142のフランス語の手紙の語句の解釈が面白い.肖像画が登場し

    0
    2015年01月03日

    Posted by ブクログ

    ゴッホがその生涯のなかでえがいた40点以上の自画像をカラー図版で紹介し、その解説をおこなっている本です。

    本書で解説されているように、西洋絵画史のなかで自画像というジャンルが成立したのは、アルブレヒト・デューラー以降であり、そこには自己の内面を反省するという西洋近代に特有の精神史的背景が存在してい

    0
    2025年09月06日

    Posted by ブクログ

    ゴッホ展の前に参考図書2冊目。

    ゴッホの描いた大量の自画像を元に、ゴッホについて探っていく。本書では自画像以前の時代、自画像の時代、自画像以降の時代と3区分されてゴッホの人生や精神世界を見ている。
    自画像の時代には多くの自画像が載っているが、素人目に見ても初期と末期では描き方がまったく違うことがわ

    0
    2021年11月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゴッホの描いた自画像を軸に、ゴッホがかいた主に手紙を道案内としてその「絵」の内面を旅する...ガイド版...といったところだろうか?

    自画像とはあるけれど中には風景かなども含まれている。
    風景画が自画像か?と問いながら読み進むとそのキャンバスに書き込まれモチーフ一つ一つに意味があり、自己投影という

    0
    2024年01月25日

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