予測できた危機をなぜ防げなかったのか?―組織・リーダーが克服すべき3つの障壁
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予測できた危機をなぜ防げなかったのか?―組織・リーダーが克服すべき3つの障壁

問題を放置し続ければいずれ大惨事がやってくる

予見可能な危機とは、その潜在性を認識するのに必要なデータがあるのに、心理的要因、組織的障壁、政治的影響により、効果的な防止策がとられないときに起こるものをいう。
「環境問題」「航空会社のマイレージ」「先進国の年金と医療」「テロ対策」……などの問題は、認識がされていながら、解決していない。「9・11同時多発テロ」「エンロンの破綻」などのように、いずれ大惨事がやってくることが事前に警告・予測されていたにもかかわらず、重大な問題を放置し続けることによって危機が起こったのである。
その責任はリーダーにある。多くの組織では、明らかに措置を講ずべき予見可能な危機が、はっきり目に見える形で、今も迫りつつある。
本書では、多くのカタストロフィーが明らかに予見可能であったことを解明しつつ、危機を「認識」し「優先順位をつける」などの予見可能な危機が暴発するのを予防するための道具を提案する。

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予測できた危機をなぜ防げなかったのか?―組織・リーダーが克服すべき3つの障壁 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年07月02日

    エンロン事件や9.11など、アメリカの事例を取り上げながら、目の前にある危機に対応できない組織や人の分析を行っている。
    事例が近年のものでありケースとして役立つほか、ゲーム理論や組織論、心理学など非常に多面的な見地から分析されている点が興味深い。

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    Posted by ブクログ 2014年01月06日

    ■危機予測
    A.予見可能な危機には、明確な特徴がある。それは次の6つである。Ⅰ.指導者が問題の存在を知っていること、そしてその問題は自己解決しない。Ⅱ.組織メンバーが気づく時には、もう危機が鼻の先にきている。Ⅲ.問題に対処するとコストが発生するのだが、その恩恵が現れるのはずっと後になる。Ⅳ.予見可能...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年03月20日

    ジョン・F・ケネディーは、勇気とは「権力に対して真実を述べる意思である」といったとか。第9章に記述あり。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年03月31日

     予想してもいない出来事が起こるとよく「想定外」、「サプライズ」という言葉が踊る。しかしよく検証すると、予想外の出来事ではなく未然に防ぐことが加納ではなかったのはないかと言うことを明らかにしているのが今回の本。

     危機を防ぐ障壁のひとつの要因のひとつには「利権に群がるシロアリ」の存在が挙げられる。...続きを読む

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