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企業経営に役立つ「ブランディング」と「デザイン」がこの1冊で一気にわかる!
ブランディング成功の秘訣とは──。
これからブランディングをはじめたい経営者やプランナー、ブランド全体をデザインしてみたいというデザイナーや学生の方に向け、100以上のブランド開発実績を持つブランディングデザイナー西澤明洋が「ブランディング」と「デザイン」の方法を徹底解説。
ブランディングにおいて重要視すべきは、マネジメント(経営戦略)からコンテンツ(商品や店舗、サービスなど)、コミュニケーション(WEBサイトやパンフレット、広告など)までが一気通貫しデザインされていること。
本書ではブランディングを経営戦略から考えるための思考フレーム「ブランディングデザインの3階層®」や、ブランディングプロジェクトの進め方「フォーカスRPCD®」など独自のブランド開発手法を実践例と共に完全公開。
"良い"だけでは売れない時代の企業経営に役立つ「ブランディングデザイン」について、デザインを使う側とする側、双方の視点を身につけ、ビジネスや経営に効くブランディングデザインの基礎知識が学べます。
著者:西澤明洋
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Posted by ブクログ
西澤さんは、本当に素晴らしい。
ブランディングの本質を、非常にわかりやすく教えてくれる一冊です。
ブランディングにはマーケティング寄りの考え方もありますが、私はビジョンを軸にしたアプローチが好きなので、西澤さんの考え方にはとても共感しました。
ブランドを単なる見せ方ではなく、企業や事業のあり方から捉え直すための、実践的で誠実な教科書だと思います。
特に印象に残ったのは、「コンセプトは経営者よりも上位に位置する」という考え方です。多くの経営者は、従業員を動かすためにブランディングやビジョン、パーパスがあると考えがちです。しかし、経営者自身の行動に一貫性がなければ、従業員との視座のずれが生まれ、やがて組織課題として表面化していきます。
結局、ブランディングを本当に機能させられるかどうかは、経営者の覚悟と熱量にかかっているのだと思います。
私自身も、コンセプトに従う覚悟のある経営者と一緒に仕事をしたい。そう思ってもらえる提案がしたい。改めてそう感じさせてくれる一冊でした。
Posted by ブクログ
従来のパッケージ、ロゴ、広告グラフフィックなどの狭義のデザインを超え、ミッションやパーパスなどの経営方針から実際の製品やサービスも含めて、他社との差異化(ブランディング)を考え、顧客コミュニケーションをデザインする、ブランディングデザインという考え方を紹介した本。
ブランドの語源は焼印を押すこと(例えば家畜の牛の一頭一頭に押し他家の牛と区別するなど)、つまり差異化をすること。またブランディングは、マーケティングと違い、売ることを目的にするのではなく、伝えること、顧客間伝達を生み出すことと定義されています。
brandingの構成要素は、MCC(Mangement, Contents, Communication)であり、それぞれ具体的には、M=戦略、ミッション、パーパス等、C=製品、サービス等、C=ロゴ、パッケージ、web、広告など。
ブランディングの成功の前提条件は、1.トップの熱い思い、2.良いモノ(サービス)、3.コミュニケーションチームの3つである。
その上で、各レベルでの統合されたブランディングディレクションとデザインディレクションが重要となる。その考え方として、か(考え方、構想等)、かた(ルール、法則性等)、かたち(モノ、グラフィック等)のうち、かたで説明される。か=赤いものであれば、かたち=リンゴもポストも正解になる。かた=丸くて、食べられるものをいれると、かたち=リンゴとなる。こういうかたをデザインやブランドディレクションに入れ込むことが統一性のあるMCCピラミッドが出来上がり、差異化されたブランディングが成功する。
マネージメント上の差異化は持続性が長く、コミュニケーションレベルでの差異化は伝言ゲームが早い(わかりやすいため)。
実際にMCCを完成させていくステップとして、フォーカスRPCDを提唱している。フォーカスが頭強調されているのは、有限のリソースを効果的に投下するために、やらないことを決めることが早く差異化を実現するのに重要であるからである。著者がブランディングデザインの会社を立ち上げたときは、ブランディング以外の仕事はやらないと決めた。そのため、事業が苦しいときはあったが、ブランディングの経験事例が短期間で増え、ブランディング力がついた。R=Research:同じ会社でも立場で会社の特徴や強みの見え方が違うため、みんなでやること。P=Planning:自社のPositioningとCapabilityを考えること。C=Concept:ブランドコンセプトを決める。ブランドコンセプトとは、判断基準である。D=Design:デザインは言葉ではなく直接的な表現である。
実際に著者がブランディングに携わった山形緞通さんのブランディングが紹介されている。山形緞通は老舗の高級国産絨毯メーカーであったが、絨毯関係の市場変化で売り上げが低迷し、会社存続の危機であった。従来のBtoBからBtoCへのシフトを試みていたが、古典柄を中心とした販売戦略はうまくいっていなかった。実際にブランディングデザインの方法を試し、「足もとからのおもてなし」をコンセプトとし、間口を広げるため、古典とデザイナーラインの間に糸から一貫生産の強みを活かし色のグラデーションが豊かな現代ラインやモダンテイストの新古典ラインを増やしたり、古典のランナップを縮小したり、中間価格帯の製品開発や、ロゴや広告の見直しを行い、新しい山形緞通さんのブランドを確立した。とても、リアリティのある実例で、西澤さんのブランディングが良くわかる事例が紹介されています。
とっても、面白くそしてわかりやすい内容(実践は難しいかもしれませんが)で、実際に今働いているグループのブランディングをこの本を参考にやってみたいと思いました。他との差異化を目指している方にお勧めしたい一冊です。
Posted by ブクログ
ブランディングデザインとは何か、西澤さんの言葉で分かりやすく説明してあった。
重要なことがたくさん詰まっているので、1回読んだだけではなかなか行動に落とし込めない。なので、2回目3回目と何度も読んでいきたい本である。
一読した今突き刺さったことは、以下2点。
「やらないことを決める」
「経営者とデザイナーの二人三脚」
やりたいことが沢山ある中、あれもこれもやるとてんこ盛りになって、結局誰にも何にも刺さらないものができてしまう。一点にフォーカスするということを目指す。また何を残すか、何を削るかを判断する力が経営者と共にデザイナーも必要。
ブランディングデザインは、ユーザーとのタッチポイントのクリエイティブを作るだけでなく、考え方や経営戦略まで、サービス・商品が関わる全てのデザインをRPCD(Research、Plan、Concept、Design)で経営者と共創していく。
Posted by ブクログ
今、私は社内の新事業としてインテリア雑貨のブランドを作っています。
世の中ではありとあらゆるモノやサービスが溢れ、差別化はより難しくなっています。
技術や価格はだいたい似通っている中、何で差別化をできるかといえば、「誰から買うか?」という点がとても重要になっています。
その「誰から」を作るのが、ブランドといえます。
自分たちの強みを内外問わずに洗い出して、「自分たちはこんな価値を提供する」という宣言を世に放ち、良いモノを作って届ける。
「他とはここが違うぞ」という点を磨き上げる。
そうすることでブランドは育っていくのだなと本書を読みながら考えました。
ブランドをつくるということは、「ただ見た目をおしゃれにするのではなく、経営と密接に関わっている」ということを忘れずに、多くの人に喜んでもらえるブランドにしていきたいと思いを新たにしました。
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