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Posted by ブクログ
とても読みごたえがあった。高校時代に悩みを通して哲学に心惹かれ、カントの乱読から入り、プラトン、レヴィストロース、西田幾多郎と恥ずかしいほどの直感任せで、哲学が何たるかも10年ほど分かっていなかった時も無駄だとは思っていない。世界での異文化経験と宗教世界への没入と、教育分野への従事によって拡がった風呂敷の端々を手繰り寄せるように、だんだんと一つのものへと収斂されてくる過程を感じているからである。西田幾多郎の哲学概論を読みそれでも哲学の全容と目的としていることが分かり、今回の通読によって歴史との関わりを深く知ることができた。
本書の内容にはあえて触れず、しかし今後の哲学の進むべき方向性に希望を一片抱いたところで終了である。付箋だらけなのでもう一度、必ずもう一度は目を通したい。
12/2/23
Posted by ブクログ
西洋哲学史の入門書です。著者の講義をもとにしているため、口語調で書かれており読みやすいように感じられます。
約350ページの分量をもつ本書では、約半分の180ページほどが古代・中世哲学の解説にあてているのが特徴といえるように思います。これにつづく内容は、近世哲学が約100ページ、近代哲学が約50ページ、現代哲学が約30ページとなっています。
自分たちが生きている現代に近い時代の動向が大きく見えがちなのは哲学史にかぎらないでしょうが、本書は西洋哲学の根幹を形作った古代・中世についての紹介が多くなされており、西洋哲学史の全体像を見るときにわれわれが用いている拡大鏡の倍率を補正するためにも役に立つのではないかと思います。
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