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「推し」に人生を捧げること。 その素晴らしい幸福の背後にある搾取の闇や、理性を失い暴走が加速していく衝撃的なラストに共感&恐怖が止まらない! なにゅなにゅオタクの私、クレーンゲームオタクの森本さん、髪オタク美容師の品田。その愛は一方通行だったはずなのに、気がつけば歪んだトライアングルから抜け出せなくなっていて……。 執着の暴走に恐怖する、衝撃の群像新人文学賞受賞第1作。
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Posted by ブクログ
じわじわと怖く特に終盤の主人公の行動にぞっとした。なにかを過剰に収集するって結局執着だし思考も行動もどんどんくるっていくけどそれってハイになることでもあるんだと興味深かった。こわがらせるぞ〜とかなにか驚かせるぞ〜という感じではなく、じわじわそれぞれの狂気を感じさせてくれる展開がとても好みでした。
コレクションに関するヲタ活の物語。 最初は森本さんとの関係くらいなら良いんじゃないかな?と思って読んでいたのだけど、 最終的にかなり力を行使するような行動にでてしまい そうなってしまうのか…と。 自分とは違うコレクションの仕方をしている人を 下に見ていたわけだけど、 そのコレクションをしていない...続きを読む人から見れば どっちもどっちと思え、複雑な気持ちになった。
読友さんのレビューで気になっていたこの本。推し活に焦点を当てた社会派作品か。私も以前は結構色々集めたがりだったのでめちゃくちゃ共感出来た。今は部屋のスペースを考えてあまり集めなくなったけど、小説のサイン本はついつい買ってしまう。この主人公の女性は謎のグッズ「なにゅなにゅ」にまつわるものを集めている。...続きを読むクレーンゲームにもそのグッズがあり、取ってもらう代わりに頭を撫でさせると。それもWinwinなら良いかと。推し活は基本賛成派。それで当人が満足して自己肯定できるのならどんどんすれば良いかと。もちろん分相応に。
短いながらも引き込まれる日常感が良かった。私にとっては非日常すぎるんだけど。 読み終えて1ヶ月以上経つが、男の気持ち悪さがまだ頭の中で再現されるので感想に残してみようと思った。 みんな普通の顔してるけど、きっとどこかぶっ壊れてるところとかあって、それがこの本で登場人物みんな見え隠れするのが良い!
コレクションや推し活をしたことがない私からすると、主人公も美容師も、クレーンゲームしてくれる人も異常で面白かった。 美容師の収集癖に自分が関与している事が分かった途端、自分の過剰な推し活を棚に上げてあそこまでなるなんて…きっと誰しも自分の推し活は正しいと思っているのかなと思った 推し活とはいったい...続きを読むなんなんだろうと考えさせられた
すっごい身につまされる推しの話。“推し活”が個人のうちでなくなってきてるから起きると軋轢ってあるよな、と。身近な個人を推すことの歪みとかね。グッズ集めるのってなんなんだろう、と定期的に自問自答する。
オタク、コレクター、推し活-- 社会において、今はこれらの人は“普通”とされている。 こうした普通のはずの人達の行動が、執着により、“普通”の人の枠から“異常”の人の枠へと、一瞬ガタンとはみ出してしまう。 その瞬間、“異常”と人々に認識されても、本人は“普通”にいるつもり。読んでいて、この相反する...続きを読む認識がすっと納得感を抱いて入ってきて、恐怖へと変わっていく。 ここに納得感を抱かせられるかどうかで、恐怖は喜劇になってしまうだろう。 作者は素晴らしいバランス感覚と客観性を持っていると感じる。凄い。 その素晴らしいバランス感覚が、残念ながらラストに少しレールがずれて、喜劇に寄ってしまったように感じた。 “異常”にガタンとはみ出したら、軽い暴力によって制裁を受けるという作られてきた規則が、どうして主人公の三川には適応されないのか。三川がなにゅなにゅのビニールを拾って去ろうとした時、誰かに腕を掴まれて終わっていたら、鳥肌が立つような傑作になったのに、と思ってしまった。
まるで共感できない登場人物だが、それぞれ強いこだわりがあって、ストーリー展開が全く読めずにただただ意表を突かれる。彼らの感情や思考の流れを説明するでなく、だだ淡々と刹那的な反応を描いているのだが、斬新な表現が多くて飽きない。上手い書き手だな〜という印象が強く残り、今後の活躍が楽しみだ。
“推し活”ってこんな感じなのかなぁ 私には収集癖も推しもないけど、ひとつのものに執着する気持ちはわからないでもない 登場人物ほぼ全員がなにかのオタクで執着気質 普通にいそうな人達なのがまた恐ろしい
推しがいる私には共感しかない小説だった。主人公の、推しグッズへの執着や欲求がリアルすぎるくらいリアル。クレーンゲームでなにゅなにゅを取ってもらうため、自分の頭を撫でさせる。見ず知らずの男とそんな交換条件を交わす。常識的に考えれば異常だし、危険なこと。推しが絡むと正常な判断ができなくなる。主人公のそん...続きを読むな姿を自分と重ねながら読んだ。ラストでは恐怖と羞恥の感情が大爆発だった。
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