大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~

大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~

1,100円 (税込)

5pt

4.5

「奇妙な仕事」以降、常に文学界の先頭を走り続けてきた大江健三郎。「飼育」で芥川賞、『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞、『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』で読売文学賞、そして九四年には、川端康成についで日本で二人目のノーベル文学賞受賞者となった。「民主主義者」「平和主義者」と捉えられている大江。だが、大江をそうした物差しだけで測ってよいのだろうか。従来の大江像に再考を迫る。

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大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年02月19日

    新書として、大江の主要著作の紹介と"既存"のイメージに対する疑義とをバランスよくまとめた好著。面白い。ただ、私は著者と同世代だが、大江を読み始めたのはこの十年内外で、時事的な評論などは読んでいない。そういう私も含めた現代の読者にはかつての様な戦後民主主義の守護神とか、障碍児を持つ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年04月20日

    筆者は白百合女子大学教授で、日本近代文学を専門とする学者。本書は、文学の学者が書いた大江健三郎論。
    大江健三郎の作品を、おおよそ年代順に読み進めながら、個々の作品の解説を施し、しかし、全体的なテーマは、「いったい大江健三郎とは何者だったのでしょう」「大江は戦後民主主義を代表する知識人という枠には決し...続きを読む

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