大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~

大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~

小説・文芸
1,100円 (税込)

5pt

4.3

「奇妙な仕事」以降、常に文学界の先頭を走り続けてきた大江健三郎。「飼育」で芥川賞、『万延元年のフットボール』で谷崎潤一郎賞、『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』で読売文学賞、そして九四年には、川端康成についで日本で二人目のノーベル文学賞受賞者となった。「民主主義者」「平和主義者」と捉えられている大江。だが、大江をそうした物差しだけで測ってよいのだろうか。従来の大江像に再考を迫る。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~
  • タイトルID
    :
    1518834
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新書として、大江の主要著作の紹介と"既存"のイメージに対する疑義とをバランスよくまとめた好著。面白い。ただ、私は著者と同世代だが、大江を読み始めたのはこの十年内外で、時事的な評論などは読んでいない。そういう私も含めた現代の読者にはかつての様な戦後民主主義の守護神とか、障碍児を持つ親という優しいイメージとかを必ずしても持たれていないのではないかと思う。読んでいれば天皇に対する屈託や性衝動についての強迫観念は誰でもわかると思う。それを除いても読まれ得る何かを大江文学は持っているように思う。その何かが知りたい。

    0
    2024年02月19日

    Posted by ブクログ

    大江健三郎の作品は初期の作品を読んだだけで、数ある作品の中、中期、後期と呼ばれる作品は読んだことはないのに、この「大江健三郎論」なんて作品を読んでしまい、攻略本を読んでしまうようでちょっともったいないという気持ちが強かった。

    作品が後期へ進むにつれて徐々に分かりづらくなってくるという印象を受ける大江作品、これからの人生でどれだけ読めるか分からないけれども、できるだけ多く読んでみたい気持ちはある。

    改めてだが、大江健三郎の作品を読んでいないのに、この新書をチョイスしてしまったのは、大江健三郎の作品を読みたいという気持ちがかなり勝っているということだ。それには評判もさることながら、実績が素晴らしく、評価が定着していることが挙げられる。

    初期の作品を読んで、面白いと思ったが、中期、後期の作品も楽しみだ。


    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    筆者は白百合女子大学教授で、日本近代文学を専門とする学者。本書は、文学の学者が書いた大江健三郎論。
    大江健三郎の作品を、おおよそ年代順に読み進めながら、個々の作品の解説を施し、しかし、全体的なテーマは、「いったい大江健三郎とは何者だったのでしょう」「大江は戦後民主主義を代表する知識人という枠には決して収まらない存在であり、大江文学の真の魅力は、そういう評価とは別の場所、むしろそれを裏切る場所にあるのかもしれない」と筆者が触れているように、大江健三郎という作家の真の姿に迫っていくことだ。
    私は高校生・大学生の頃に大江健三郎の初期の作品を読んでいた。それから数十年が経ち、最近、初期の頃の作品から概ね年代順に、作品を読み返している。大江健三郎の文壇登場作は「奇妙な仕事」「死者の奢り」であるが、それらの作品の発表年は1957年のことである。そこから読み進めて、今現在は1970年頃の発表作品、具体的には「みずから我が涙をぬぐいたまう日」あたりまで読んだ。大江健三郎は以降も数多くの作品を発表しており、私が読み終わった部分は、まだまだ入口的な部分までであろう。
    初期の頃の大江健三郎の作品は衝撃的な文体・内容のものが多いが、それでも、まだ読みにくさがあったとは思わない。ところが、私が読み進めた時期あたりからの作品は、非常に解釈の難しい、読みにくい作品が多くなってくる。なぜ、このようにスタイルも内容も変わったのだろうとずっと思っていた。詳しいことは省くが、この本の中で、筆者は、自らの作品内容に縛られ、以降の作品に行き詰まりが出て来た時期であるというような趣旨のことを書いており、なるほど、と思わされた。
    本書の大江健三郎論は、晩年の作品まで続き、その多くの作品を私は読んでいない。作品を読み進めた後、再度、本書を読んでみたいと思った。

    0
    2024年04月20日

大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内文学
  • 出版社
    :
    光文社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    光文社新書
  • タイトル
    :
    大江健三郎論~怪物作家の「本当ノ事」~
  • タイトルID
    :
    1518834
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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