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戦争はなにを変えたのか
ロシアによるウクライナへの侵攻から、1年半以上が経過した。この間、この戦争にもっとも影響を受けたヨーロッパはどのように戦争に対処してきたのか。各国・各地域の研究を牽引する気鋭の研究者が、これまでを振り返り現況を再確認するとともに今後のゆくえについても言及する。
【主要目次】
序 ウクライナ戦争はヨーロッパをどう変えたのか(細谷雄一)
I ウクライナ戦争が変えたヨーロッパ
1 ロシアによるウクライナ侵略がEU拡大に及ぼした変化(東野篤子)
2 NATOはどう変わったのか――新たな対露・対中戦略(鶴岡路人)
3 ウクライナ「難民」危機とEU――難民保護のための国際協力は変わるのか?(岡部みどり)
II ヨーロッパ各国にとってのウクライナ戦争
4 ウクライナ戦争とイギリス――「三つの衝撃」の間の相互作用と国内政治との連関(小川浩之)
5 ロシア・ウクライナ戦争とフランス(宮下雄一郎)
6 ドイツにとってのロシア・ウクライナ戦争――時代の転換(Zeitenwende)をめぐって(板橋拓己)
7 ウクライナ戦争とロシア人(廣瀬陽子)
8 ロシア・ウクライナ戦争とウクライナの人々――世論調査から見る抵抗の意思(合六 強)
9 NATOの東翼の結束と分裂(広瀬佳一)
あとがき
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