ヨーロッパ史 拡大と統合の力学

ヨーロッパ史 拡大と統合の力学

1,100円 (税込)

5pt

4.0

世界暦と黙示的文学が終末意識を突き動かすとき,ヨーロッパの歴史は大きく躍動した.古代末期に源流をもつ地中海=ヨーロッパの歴史を,人びとを駆動し「近代」をも産み落とした〈力〉の真相とともに探究する.「世界」を拡大し,統合した〈力〉とは何か.ナショナリズムと国民国家を超えた,汎ヨーロッパ世界展望の旅.

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ヨーロッパ史 拡大と統合の力学 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2024年12月27日、イスタンブールへ向かい機上にて、コンスタンティノープルやビザンツ史について学びを深めるために読んだ。
    本書で大月先生は、国民国家史ではなく、汎ヨーロッパ史として、ヨーロッパ社会の歴史を規定的に動かしてきた文化的伏流水について展望する。これは、本書でも引用される増田四郎先生の「

    0
    2025年01月07日

    Posted by ブクログ

    題名から想像していた内容と大きく違いました。国別の歴史を俯瞰したヨーロッパの地域史だと思っていましたが、まさにもっと「大きな」歴史でした。何が起こったか?ではなくその時代の人間はどう感じていたか?で語るヨーロッパ史です。なぜ、ヨーロッパという意識が生まれたか?を解き明かそうとする著者のスタンスが感動

    0
    2024年08月14日

    Posted by ブクログ

    タイトルからは雄大なヨーロッパ通史を想像するが、実際としてはビザンツ帝国やローマ帝国など帝国論に近い。
    しかし、当時の人々のアイデンティティなどに思いをはせる見方は面白い。

    0
    2024年12月22日

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパ史を事件ではなく、意識や思想を基に拡大と統合の歴史を辿っていく。イエ経済から救済の摂理に進化したオイコノミヤや地中海経済から脱落し独自の経済を創造して主役に躍り出た西北ヨーロッパ(フランク)などを通して、少し難解な解説が繰り返される。
    特に白眉だったのはヨーロッパに根強く蔓延る週末観念。「

    0
    2024年11月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    話が結構面倒なので先に最後の章を読んでおいた方が楽かもしれない。2度読んだけど、行き先がわかっていたらもうちょっと読みやすかったかなあと。

    0
    2024年04月09日

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