福澤諭吉に学ぶ 思考の技術

福澤諭吉に学ぶ 思考の技術

ビジネス・実用
1,408円 (税込)

7pt

4.3

なぜ、むだに 長い会議が続くのか。なぜ、いつも 議論が空回りするのか――。福沢諭吉(1835~1901)の最高傑作といわれる『文明論之概略』(1875年刊)には、議論の本意を定めること、物事の軽重をはっきりさせること、予断・偏見にとらわれないこと、争論のすすめなど、ものの見方・考え方に関する知恵にあふれています。本書の著者で、経済政策論・金融論の第一人者である岩田規久男教授は、長年にわたって、経済評論を書く際の道標として、『文明論之概略』や『学問のすゝめ』を愛読してきました。本書では、著者自身が福澤の言葉から何を学んだのかを中心として、「ロジカル・シンキング」の教科書として『文明論之概略』や『学問のすゝめ』を読み直します。

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福澤諭吉に学ぶ 思考の技術 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    (思いのほかっていうと失礼かもしれませんが)よかったです!!!

    そして議論を上手く進めるコツ、ノウハウをあの当時見抜いていた福澤諭吉は改めてすごいなと痛感しました。

    ■よかった点
    □例がよい。
    出版当時に問題になった相撲選手の賭博問題、夫婦のけんかのきっかけ、夫婦別姓…
    □章立て構成がわかりやすい
    □各章にまとめが書かれている(次の章では~と次の展開も記載されている)ので負担が少ない

    ■なるほど、明日から取り入れたいこと
    第1章.議論の本位を定める
    生活や会議では本位を定めずに銀論している人がお互いの議論の本位が違うことに気づかずに議論するから発散や誤解で終わる
    →天声人語は良文とは本当?序文は程々にして、「以心伝心」と思わずに自分の本位を明らかにすることが大事。

    第2章.一層高尚な視点から軽重を判断する
    第3章.我が心を持って他人の身を制するべからず
    →利害や思惑(お節介で他人の自由を奪うものではないかどうか?)に偏ると、議論が収拾しずらい。高尚な視点から見るべき。
    (会社内の部署間で揉めたら社訓に立ち返る…など)

    0
    2015年09月27日

    Posted by ブクログ

    『学問のすすめ』『文明論之概略』のなかで、
    議論を行ううえでに重要になるキーワード、教えを取り上げて、それを解説する。
    たとえば、議論の本位、惑溺、臆断などがある。
    そして、今の世の中で行われた討論や論争にあてはめてみて、おかしいところやこうあるべき、というようなものを提示する。
    非常に分かりやすく書かれていて、読んでて楽しい。

    0
    2012年08月08日

    Posted by ブクログ

    近代日本における最高の啓蒙思想家である福澤諭吉の『学問のすゝめ』『文明論之概略』および丸山真男による福沢解釈を援用しつつ、議論はこうなされねばならないという「思考の技術」のエッセンスを論じたもの。

    福澤諭吉の著作を読んだことのない読者も、本書を通じて140年前の福澤の議論が現代においても十分通用する新鮮さをもっていることに驚くことであろう(逆に140年も前に指摘されていることが、いまだ克服されていないことにがっかりするかもしれない)。丸山の『「文明論之概略」を読む 上・中・下』を、読み通すのにしんどいという人は、この岩田本から入るのが良いかもしれない。こちらも大学生には是非読んで欲しい一書である。

    0
    2011年02月24日

    Posted by ブクログ

    「学問のすゝめ」「文明論之概略」から、思考や議論の手法を解説し学ぼうとするもの。「議論の本位を定める」「高尚な視点から軽重を判断する」「惑溺するなかれ」「憶断するなかれ」「多事争論のすすめ」などを大相撲野球賭博問題における責任のとりかたや夫婦別姓、規制緩和など、現代の事例を引っ張りだして説明されているので理解納得しやすい。特に「人間万事試験の世の中」という福澤の言葉があるが、これは、世の中分からないことだらけなので、旧習を有り難がって墨守するのではなく、新たな試みをせよ、ということでまさに起業家精神だと思う。著者の岩田先生は大学時代に必修科目を教えていただいていた。おなつかしゅうございます。

    0
    2014年09月02日

    Posted by ブクログ

    福澤諭吉の「学問のすすめ」「文明論之概略」から学んだ思考の技術(議論進め方)を解説。会議は往々にして時間ばかり浪費するが、それを避けるためには、①議論の本位を定めること②一層高尚な視点から判断すること③惑溺、臆断を禁止すること④欠点主義、限界主義、極端主義を戒めること⑤多事争論、スピーチの進めが大切な点ということです。

    0
    2012年11月15日

    Posted by ブクログ

    利害得失に関わるときにはどう議論すべてきか。

    そしてそれを越える『一層高尚な視点』からの議論とは。

    議論においての思考の技術を、著者が最近起こったニュースを用いて解りやすく教えています。

    本文より一部抜粋
    『学問とは取捨選択の目を持つために存在する。』

    0
    2011年05月18日

    Posted by ブクログ

    福沢諭吉はクリティカルシンキングを実践していこうという主張があったことが勉強となった。
    このような日本人の日本語で書かれた著書を読まず、やたらと流行のビジネス翻訳本を読んできた自分を反省。
    明治時代のベストセラーであるが、現代でも十分通用すると思われる。ベストセラーにした明治時代の民衆の向学心にも驚く。
    古典として学ぶ必要あり。今後福沢諭吉を読もうと思う。


    ①議論の本位は比較から始まる。
    ②利害得失が関わる議論はどの立場の議論か明確にする。
    ③有益な結論を導くため、利害得失を超えた「一層高尚な視点」を導入して判断する。
    ④溺惑をしない
    ⑤憶断をしない
    ⑥学問とは何を疑い、信ずるかの取捨選択の目を持つために存在する。
    ⑦多事総論の重視
    ⑧学問の要は活用にある。活用のない学問は無学に等しい。

    0
    2012年04月29日

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