わたしを永遠に眠らせて

神津凛子

許せない。壊したい。大嫌い――。
だけど貴方と一緒にいたい。

映画も話題の『スイート・マイホーム』で、
日本を震撼させた著者が描く絶叫のイヤミス。
慟哭のラストを直視できるか――。


夫と死別し、後に流産した秋夜。悲しみを断つためにも再婚し、善財家に嫁ぐが、そこに安寧はなかった。義母からの苛めに心が壊れかけてしまう。そんな時、近隣に住む小学生の優真と出会い、交流が始まった。優真もまた家庭に問題を抱え、二人は互いの拠り所になっていく。
ただ平穏に暮らしたい。だが、二人の願いは叶わない。秋夜はついに家から逃げ出すが、義祖父の訃報で家に引き戻されてしまう。さらに同じ頃、優真の親友の身にも悪意が迫っていた……。連続する悲劇は「不運」で片づけられるのか？ 秋夜の絶望は次第にある疑念へと変貌していく――。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: 幻冬舎
• 掲載誌・レーベル: 幻冬舎単行本
• 電子版発売日: 2023年11月22日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★★]

恐かった。辛い話が続いていて、どうやって結を纏めるのか？と考えながら読んでいた。結果は、2転3転して、復讐が完成した。
人間って、本当にすぐに死なないんだよね…。

[ブクログ · ★★★★☆]

年代の違う2人の家庭での辛い話しでした。嫁としての立場、義父と子の立場それぞれに、とても許せない話しでした。最後までどうなるのか？ハッピーエンドは、くるのか？気になり、一気に読みました。

[ブクログ · ★★★★☆]

まだこういう地方もあるかも…けど絶対嫌だーていう価値観の義母、義妹。
いやーな継父。読み進めるのが嫌になるほどだった。
けれど最後は結構よかったわーて感じで終わった。
悪者には罰をと思う気持ちが満たされた。

[ブクログ · ★★★★☆]

初イヤミス作品。
ところどころ混乱したけれど、ドラマを見ているみたいにサクサク読めた。
何があったかズバッっと書いて欲しかったところもあるが、想像させて後味を残すのがイヤミスなのだろう。

[ブクログ · ★★★★☆]

この作家さん、初読み。イヤミス度は想定内だが、ストーリー展開は面白い。ラストの主人公の行動の細かい所まで把握出来なかったが、犯罪まで至らなかった点に救われる（あくまで私個人の解釈です)

[ブクログ · ★★★☆☆]

　読んでいて、イライラしてきます。

　すぐにでも、本の中に入って、おかしな人達に一言、言いたくなってきます。

　弱い者いじめを楽しむ人にはイライラが積もります。

[ブクログ · ★★★★☆]

読むのに時間かかったし、読んでてほとほと厭になる。嫁いびりもだけど、継父からの嫌がらせがたまらなく吐き気するほどに。

ラストは私は自殺だったと思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

イヤミスとは聞いていたが、なんとも言い難いラスト。
優真くんは唯一の親友と会えて良かったとは思った。子どもは幸せな未来に向かってほしい。
秋夜は、、、そうなるかーーとある意味裏切られたような、でも全てがこの時の為の忍耐の日々だったのかと思うと、第三者からはなんのコメントも言ってはいけないという気分になってしまった。