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押し寄せるクラウドというイノベーションの波によっていま危機に立っているのは、日本のものづくり文化を担ってきたメーカーやメディアです。これまで得意としてきたハードとソフトの一体化戦略はクラウドによって瓦解し、商品やサービスの差別化をはかる要因が大きく変わってきています。シリコンバレー取材の第一人者である著者は、日米の身近なニュースや出来事を題材に課題を浮き彫りにしていきます。
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Posted by ブクログ
クライドコンピューティングとは何か? 副題が概念を的確に表している。サービスの提供方法、構築方法の違いを説明。今後の進化の方向性を示す。ビジネスモデルとして描くビジョンでは、集中⇒気象予測や量子工学、分散⇒デバイス(ホワイトボックス)のアプリケーションを例示している。 サーバー設置を有する視点等は、...続きを読む日本国内では地価の問題で高額になる。政策の面からは、電波政策⇒ブロードバンドが目玉、電波ホワイトスペースをどのように使うか?オールIP化の次に何が?WiFI&ブルートゥースなど低電波の価値あり。既存のテレビ局vsインターネット放送では、クラウドの進歩が早く、制度改革が追いつかない。ただし、ネット=義務がないから権利も無い。著作権があるかon規制緩和では解決できない。個人の発言が多くなれば⇒パブリック&プライベート問題もでてくる。 オープン・クローズのネットワーク視点が移り、WEBの発展を懸念する。ウエブは死んだ(ワイアード)ということになりかねない。確実に個人に向かっている。ソフトウエアがハードを規制することになる。
オビに書いている通り、放送機器メーカーと既存マスメディア(新聞・テレビ)にとっては厳しいお話の本です。(ブロードバンドの普及や4G通信による大容量・高速度の通信環境の整備は、通信が放送の領域を侵食→データサーバーに番組コンテンツ・画像編集の機能が集中し、大企業が高額の設備投資をする意味がなくなる→メ...続きを読むディア企業の寡占が崩れる)。本書を読んでいる限り、既存メディア(特にテレビ)を守るのは、厳格な著作権法の運用と免許制の電波行政のみで、技術的には新興企業でも既存企業と対等に渡り合っている感じでした。
クラウドコンピューティングから始まった社会のクラウド化が、クラウドコミュニケーション(ネットワーク)、クラウドデバイス、とその幅を広げ様々なツールが融合する高度なクラウドサービスへと発展する様子を、日米の放送・通信業界の技術の発達と政治的な動きを織り交ぜて語ります。 SI業界などはクラウドコンピュ...続きを読むーティングにのみ目を奪われ、オフショア開発も相まって受注の減少に危機感を高めていますが、本書にあるように広い視野でクラウドを俯瞰すると商売のネタはまだまだありそうですね。
通信放送に関する日米の動向が書かれている。内容はクラウドの技術的な話ではなくホワイトスペースやデバイスの未来予想、テレビのビジネスモデル、著作権など多岐にわたっており中身が濃い。
#007 クラウドの未来 良書! クラウド、というキーワードながらその範囲は広く、光の道、ホワイトスペース、スマートテレビ、ソーシャルと最近の業界全部入り。これ一冊読めばだいぶ業界が俯瞰でき、ここに書いてあるくらいの事は知ってなきゃいけない事なので、一冊で読めちゃうのはちょうお得。 とはいえこれだけ...続きを読むの広範囲を扱っているのでさすがに一つ一つのトピックの深度は十分とは言えない。まずは読んでみて、知らなかったところを抽出するっていう使い方がいいと思う。 個人的にはフローTVのくだりが興味深かった。申し訳程度にフォローしてるけど、mmbi始まる前からオワコンワロタ。
時々、妙な克己心を起こして、まったく知らない分野の本を手にしてみる。 何とか最後まで読んだけれど、びっくりするような変化が起きているらしい。 私のような末端のユーザーからしてみれば、タブレットで映画や音楽を楽しむのは、従来型のコンテンツ供給の方式であっても、クラウド型であっても、正直に言って、どち...続きを読むらでもいい。 ただ、年々、通信速度が上がってきて、便利になっているなあ、と思うのみ。 ところが、背景にある技術や設備はまったく異なる考え方で出来上がっているらしい。 データセンターにデータのみならず、アプリケーションなども集約して、端末では簡単な操作だけをするようになる。 ビジネスモデルとしては、デバイスを作ることより、クラウドを使ったシステムを運営することで収益を上げるようになる、ということらしい。 そして、さらに言えば、日本はここでも乗り遅れていて、やがて競争力を失いかねない状況なのだとか。 刊行は2012年。 まだクールジャパンだのなんだの言っていたころだったかな? コンテンツ立国なんて、やがて行き詰まるってことだよね?
カタカナが多すぎるというのが率直な感想だ.本書の最後のp232に「私たちはどうやって、クラウドに立ち向かうべきか」があるが、挙げられたリストでは最初の「超集中と超分散」以外はすべてカタカナ.このカタカナを何とか漢字で表現する努力が必要と考える.でないと、かなり曖昧な理解になり、そこで変な論争が発生す...続きを読むることが懸念される.本書の内容自体は示唆に富むもので、大いに参考にさせてもらったが....
2010年の本なので少し情報が古いが、クラウドの本質を「超集中 超分散」と定義づけ、ネットワーク、デバイス、サーバー、サービスのそれぞれについて、今後の方向性がわかりやすく整理されて提示されている。 とかくクラウドは言葉だけが踊りがちで、人によって異なる意味で認識していることが多いと感じる現在、IC...続きを読むT業界関係者なら、一読の価値はある。
クラウドの本質は「超集中と超分散の複合モデル」に尽きます。 この一言を様々な観点から書き上げて、未来を語っています。
「クラウド」をキーワードに、 ビジネスモデル・モバイル端末・通信事業・マスメディア ・電波政策 と言ったような様々な観点で論じていく。 内容は非常に固く書いてあるが、 情報処理業界の歴史と今後を考える上で、 読み応えがあった。
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クラウドの未来 超集中と超分散の世界
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小池良次
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