闇の精神史

闇の精神史

1,122円 (税込)

5pt

3.9

19世紀末ロシア、独立直後のジャマイカ、サイバー空間――様々な時と場所に現れた、「宇宙」をめぐる思想。分子となって銀河に散らばる全祖先の復活を唱える者、自らのルーツを土星に見出し異形の音楽を創り出す者……。果てなき頭上の漆黒に、人は何を見るのか?

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闇の精神史 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年03月16日

    やはり木澤氏の本は面白い。ロシア宇宙主義、アフリカ思想、サイバーパンクなど現代にも大きく関わる思想でありながら一般にはほとんど知られていない思想を紹介されている。本書も目から鱗のことばかりだった。

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    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    新年初めにCESが行われました。報道を見ると今年はAI、AI、AIで、AIをテーマにした企業同士の連携、提携の話題ばかりが目につきました。そもそもはコンシューマー・エレクトロニクス・ショーとして最先端のテレビがお披露目される見本市だったと思うのですが、インターネット、データ、AI,という流れの果ては...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月04日

    ソビエトが、西洋の近代を、西洋由来のイデオロギーとアメリカの資本を使って乗り越えようとしていた。
    へぇぇぇ。
    VtuberやVRなどサイバー空間に体を移し、肉体を超越する思想を実現するためには、空間に入り込むためのデバイスを装着して認知出来る健常な身体が必要という矛盾。
    所々話が分からないまま読み進...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    ロシア宇宙主義から始まって、アフロフューチャリズムからサイバースペースまで、人間が夢見てきた「未来」や「ユートピア」はことごとく失われたのか…という話?

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    Posted by ブクログ 2024年04月10日

    ロシア宇宙主義とユーラシア主義、サン・ラー、サイバースペース…というかスキナーの行動分析学とフーコーの『ユートピア的身体』、と特に新しいことはないけれども「朽ちた未来の破片をサルベージし、それに一条の光を当てる」企画として面白かった。
    特に新しいことはない、というのは何というか、SFマガジンのコラム...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月17日

    とりあえず、言葉が難しい
    著者の知識量は素晴らしい
    もっと知りたい、とおもえるけど
    もう少しわかりやすい言葉を使って欲しかった
    サルベージ、オルタナティブ、パラフレーズ
    ジャンクヤード、プリシェヴィズムなどなど
    初めから???な単語の連発で
    わからないところをすっ飛ばして読んでも
    興味深い内容だった...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月14日

    ロシア宇宙主義、アフロフューチャリズム、サイバースペース。

    テック企業家の徹底的生命延長への指示と資金提供、メタバース思想の保守性、増加する一方のサイバースペースの電力消費の話などが面白かった。

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    Posted by ブクログ 2023年11月02日

    2023-11-02
    SFマガジン連載の書籍化なのは買ってから知った。てことで1度読んだ内容なのだが、こうやってまとめて読むことで、全体が終章で語られる作業ー過去にちりばめられた実現しなかった未来を拾いなおして再構築する作業の実践であることが明確になった。
    サイバースペース革命は、ある意味当事者とし...続きを読む

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