エディ、あるいはアシュリー

エディ、あるいはアシュリー

2,200円 (税込)

11pt

4.5

「さて、エディ。こう呼ばれたいなって思う名前はあるの?」
「アシュリー」
本当はそんな名前、考えたこともなかった。〈自分は男じゃないらしい〉という認識は、〈どうも女性のようだ〉とは直結していなかったからだ。それなのに訊かれたら口をついて出た。アシュリーは子どもの頃に可愛がって大切にしていたぬいぐるみだ。
(「エディ、あるいはアシュリー」より)

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性の多様性。移民。失われた日々。喪失。再生。暴力……。
どこにでもあるリアルな世界を、時を越え、現実と幻想とを自由に行き来しながら、未来と希望を信じて描いた短編集。

ジェンダー・アイデンティティの不確かさを自らに問いかける表題作「エディ、あるいはアシュリー」、第63回現代文学賞受賞作「相続」など8作品を収録。

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避けようのない過酷な現実と、その先にある柔らかな希望……。
韓国ファンタジー界の旗手が織りなす物語のタペストリー8編。

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【目次】
■レオニー
■エディ、あるいはアシュリー
■海馬と扁桃体
■正常人
■木の追撃者 ドン・サパテロの冒険
■へその唇、嚙みつく歯
■相続
■メイゼル

■あとがき
■訳者あとがき

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    亜紀書房
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2023年09月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    6MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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エディ、あるいはアシュリー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    国籍不明な感じ。良い意味で「韓国文学っぽさ」がない。
    短編集だが、作品によってかなり色が違った。どれも新鮮で面白く読めたし、読後の余韻もあり、良質な読書体験だった。
    邦訳は今のところこの一冊?他の著書も読みたい!

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    過去と現在、希望と絶望、生と死など、相反するけれど切っても切れないものを描いている。
    人々のさまざまな苦悩は、容易には想像できないものもあった。自分が経験していないからといって社会に問題が無いことにはできない。自分には無い視点であったり、どういう意味だろう、どういう感覚だろうと探りながら読むのは刺激

    0
    2025年09月02日

エディ、あるいはアシュリー の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外文学
  • 出版社
    亜紀書房
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2023年09月15日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    6MB

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