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「フォロン」コーティカルテが囁く様に声を掛けてくる。「うん」「一日でも一時間でも……一秒でも長く生きろ」「うん」「私を……哀れと想うなら」「……うん」「私の為にだ」 精霊病院を退院こそしたが、大人体型のまま刻々と衰えていくばかりのコーティカルテ。そんなコーティと、ただ一緒にいるだけの時間の中で、あらためてお互いの存在を意識し合うフォロン。出会ってから初めてとも言える、それはゆったりとした時間だった。その一方で、ツゲ事務所の面々は、『コア』奪回のための作戦を実行しようとしていた。だが、待ち受けているのは奏始曲の支援を受けた上級精霊二柱。陽動のため、あえて敵中で暴れ回るヤーディオだったが、やがてじりじりと押され始める。事務所の仲間を助けるため、駆けつけるコーティとフォロン。二人の思いが届くとき、失われた絆が蘇る! 最高潮シリーズ第四弾!
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Posted by ブクログ
シリーズ第4弾。前の『スパーティング・クリムゾン』と続きものになっています。
前巻の戦いで、不安定な大人の姿から戻れなくなったコーティカルテを目の当たりにしたフォロンは、あらためて精霊と人間との関係について、そして自分とコーティカルテとの関係について考え始めます。
一方ユフィンリーたちは、盗まれた『コア』を奪回するため、港に停泊中の敵の船に潜入します。そんな彼らの前に、骸骨の姿をした上級精霊ディエス・ゴル・アルバークライドが姿を現わします。
コーティカルテとディエスとの会話から、過去に人間と精霊との間で重要な出来事が起こったことが示唆されているのですが、詳細は明かされていません。ここから一気にストーリーの核心に入ってゆくのかと思いきや、次の『ビギニング・クリムゾン』は過去の話になります。
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