LTV(ライフタイムバリュー)の罠

LTV(ライフタイムバリュー)の罠

2,420円 (税込)

12pt

3万7000サイトのデータ分析と、
4000人を超える担当者インタビューから浮かび上がった
顧客が逃げる「4つのボトルネック」=「MAST」の解消法を公開!

自社の製品やブランドを末永く愛してもらい、顧客と良好かつ継続的な関係を築いて利益を最大限に高めたいが、有効な手立てが見つけられない企業は多い。
実際「LTV(ライフタイムバリュー=顧客生涯価値)」という言葉や概念は浸透しているが、正しくマーケティング戦略に組み入れ、機能させている企業は想像以上に少ない。

新規顧客の獲得が難しくなる中、多くの企業が既存顧客に着目し、LTVを高める方向にかじを切り始めている。ここで企業が犯しがちな過ちは、「会員プログラム」や「ロイヤリティープログラム」などを利用した顧客の「囲い込み」という発想だ。
おなじみの「シルバー会員」や「ゴールド会員」といった"称号"を与えて顧客のロイヤルティーを刺激したり、独自ポイントを付与したり、専用アプリの登録を促したりと、囲い込みの方法は多様化している。だが、いずれも顧客にとってのインセンティブは少なく、満足度を高めるまでには至っていないのが実情だ。自分が特に好きでもない企業から「あなたはゴールド会員です」と言われても、うれしいはずなどない。

本書はLTV向上施策において、顧客が逃げ出してしまう「4つのボトルネック=MAST」を浮き彫りにし、企業と顧客が向き合う接点ごとに有効な対処法を紹介。マーケティングや営業、顧客サービス部門の担当者がすぐに実践できるよう、多彩な事例を示しながら分かりやすく解説する。真に顧客から「愛される企業・ブランド・製品」を目指す企業担当者にとって必読の1冊。

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LTV(ライフタイムバリュー)の罠 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    LTVについて実践的な内容が書いてある超良書。
    企業が顧客生涯価値(LTV)を向上させる際に陥りがちな誤解や失敗=罠と、効果的な戦略を提案する一冊。マーケティングの具体的施策も現場に必要な要素が書いてあって、これ以上ないマーケ本。
    デジタルのみならず、営業の大事さも謳われているのが印象的だった。耳障

    1
    2023年07月27日

    Posted by ブクログ

    新規顧客の獲得より既存顧客のクロスセル、アップセル、再購入の方が遥かに効率的とは昔から言われてきた。ましてや、国内では長期に渡り消費低迷、人口動態的に将来も需要は増えないと分かっている以上、LTV(ライフタイムバリュー)を重視するしか生き残る道はない。

    それほど大事なLTVだが、戦略的に取り組めて

    0
    2023年12月23日

    Posted by ブクログ

    第1章 LTVの「成功事例」が少ないのはなぜか?
    ■デジタル顧客接点の特性
    1セルフサービス型:顧客が勝手に閲覧するため、人間による接客コストがかからない。人間が対応できないくらい、長期的に何度も顧客に情報を届けられる
    2ストック型:一度資産をつくってしまえば、その後長期的に低コストで顧客に接触でき

    0
    2023年12月02日

    Posted by ブクログ

    自社のビジネスに向けての参考として読んでみました。サブスクビジネス、LTVへの捉え方がとかく自社視点になるつつあった偏重を、顧客視点に戻す良い機会となりました。

    0
    2025年09月07日

    Posted by ブクログ

    LTVは企業視点と顧客視点で異なる、その思い違いを改めさせてくれる。
    そしてボトルネックの解消は効果があり、特に個人的にはアップセルに向けて営業サイドで腰が引けている要素は耳が痛いところ。

    LTVという将来の数字は今何を持っても判断できず、その妥協として現在測れる指標で評価するしかないという、割り

    0
    2025年02月10日

    Posted by ブクログ

    「MAST」という独自フレームワークを用いて、LTV改善のポイントを指南する書籍。MAST=Meet(出会う)/Attract(引き付ける)/Sense(検知する)/Trade(商売する)のタッチポイントを意識し、カスタマージャーニーを整理し、定性的なユーザーインタビューを基にLTVボトルネックを特

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    LTVを高めるにはカスタマージャーニー上のボトルネックを解消するだけでよい、という考え方は考えやすくていい。ただしJTCでこれをやろうとするとコンサルとかの外部圧力をかけてやっと動くか…?みたいな点があるので、あくまで「コンサルの立場から『どいつもこいつもほんとになあ…』と語った本」みたいになってい

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    LTV を切り口にしたデジタルマーケティングの実践論。実務で携わっている人には参考になる内容が多いと思われます。

    0
    2024年03月14日

    Posted by ブクログ

    LTVに対するモヤモヤが少しクリアになったかもしれない・・・


    ・LTVは企業視点、顧客視点両方を満たさなければならない

    ・LTVを高めるには
     ×全体改造:お客さまの行動を全部変えることは困難、囲い込みは幻想。「お客さまは自由に生きている」
     ○部分改善:ジャーニーのボトルネックとなっている

    0
    2024年03月10日

    Posted by ブクログ

    本書はタイトルこそ『LTVの罠』ですが、LTVそのものの考え方について異論を述べる本ではありません。

    むしろ本書の中心として据えられているのは「効果的なマーケティング手の紹介」ですが、これはLTVの文脈によらずとも話としては成立しますので、LTVのことをきちんと知りたいという方には少し物足りないか

    0
    2023年08月20日

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