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Posted by ブクログ
文章の中でも作文の書き方の本でした。
就活のエントリーシートや小説まで応用が効きそうな内容です。
論文ならともかく、作文の良し悪しなど好みも大きいし、その文章が人の心を動かすかなどわからない。具体的な方法論などない、と思っていました。
けれど、本を読んでみると、なるほど、確かにこっちの方がよいな、と思う添削前後の文章がでてきたり、確かにこの文章は心を動かされる、という例がたくさんでてくるため、すんなりと心に入ってきました。
辛い、悲しい、ではなく、夫を亡くした人が、亡き夫が使っていた歯ブラシを見て思い出したこと、など、直接的な心情よりも、物や事実を具体的に書くことで共感を呼ぶ、など。
納得の書き方が満載でした。
Posted by ブクログ
作文や小説、エッセイはじめ幅広い文章活動の役に立つ本です。
辛いことや楽しいを書くとしても、「思う」ことではなく、記憶を手繰って「思い出す」ことを書くのだと言う点が非常に参考になりました。
本書には適宜設問が記されています。
ページを捲る手を止め、考え、実際に文章に起こしてみることで、とても良いトレーニングになりました。
一方で、描写の元となる記憶がない場合や、思ったり感じ取ったりした内容を言語に落とし込めない場合については、如何様に表現すれば良いのかわからない、すなわち「書くことが思いつかない」という表題の疑問が解消されないのではないかと疑念を抱きました。
例えば、本書の設問には「子どものころ、母は病弱だった」という文章に様子や状態を付記するものがあります。母が病弱だった記憶はないので記憶を引っ張り出せる実体験がありません。
わたしは宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のジョバンニをイメージして情景を描写しました。
実体験にせよ本を読むにせよ、何らかの経験や文体を自身の記憶として蓄積していくことが文章を書く上で肝要なのであり、それしか道はないのではないか、というのがわたしなりの答えです。
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