反ナショナリズム

反ナショナリズム

921円 (税込)

4pt

3.3

帝国の妄想と国家の暴力に抗する――アカデミズムが捉える政治の「本質」!「国家と戦争」の名著!
ナショナリズムの勃興が早熟的に帝国主義的な膨張につながり、ウルトラ化の果てに破綻することでそのサイクルを終えた20世紀の日本にとって、中国と韓国のナショナリズムの脅威感は、国家に求心力を求めるネオ・ナショナリズムの拡がりを促すことになった。このナショナリズムの逆流が、歴史修正主義の装いのもとに過去の歴史の清算を迫る「従軍慰安婦」をはじめとする数々の戦争犠牲者たちの「証言」に強い反発を示したのは、ある意味で当然であった。

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反ナショナリズム のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年03月26日

    1996年から2004年頃に執筆された、ナショナリズムに関する著者の論考や対談をまとめた本です。

    比較的短い論考が多い中でとくに読み応えがあると感じられたのは、日本における戦後民主主義を思想面でリードした大塚久雄や南原繁、丸山眞男らの国民国家論的な立場を批判的に検証する論考でしょうか。こうした仕事...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月27日

    ナショナリズムの作用は内外の二方向を持っている。

    外側に向けては、当該ネイションの範疇に含まれない存在を他者化=非人格化することで自己の所属する集団のアイデンティティを確認しようとする。外的境界の画定が、逆説的に、当該ネイションをアイデンティファイすることになる。逆に言えば、ネイションとは、その...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    ナショナリズムとは何か?雑多な視点から、これでもかと叩き込んでいくが、余計に雑然とした思いしか残らなかった。

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